鳥栖市議会 > 2022-04-07 >
09月09日-03号

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  1. 鳥栖市議会 2022-04-07
    09月09日-03号


    取得元: 鳥栖市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和4年 9月 定例会1 出席議員の議席番号及び氏名  議長 松隈清之     8番 樋口伸一郎     16番 西依義規  1番 野下泰弘     9番 江副康成      17番 飛松妙子  2番 田村弘子     10番 中川原豊志     18番 久保山日出男  3番 和田晴美     11番 中村直人      20番 齊藤正治  4番 永江ゆき     12番 尼寺省悟      21番 小石弘和  5番 牧瀬昭子     13番 成冨牧男      22番 森山林  6番 池田利幸     14番 藤田昌隆  7番 緒方俊之     15番 伊藤克也2 欠席議員の議席番号及び氏名  なし3 説明のため出席した者の職氏名  市     長    橋 本  康 志   総務部次長       緒 方    守  副  市  長    林    俊 子   総務部次長       姉 川  勝 之  総 務 部 長    石 丸  健 一   企画政策部次長     向 井  道 宣  企画政策部長     松 雪    努   健康福祉みらい部次長  鹿 毛  晃 之  健康福祉みらい部長  古 賀  達 也   経済部次長       古 沢    修  スポーツ文化部長   佐 藤  敦 美   上下水道局次長     古 賀  和 教  市民環境部長     吉 田  忠 典   スポーツ振興課長    小 川  智 裕  経済部長  兼上下水道局長    宮 原    信   市民協働推進課長    原    祥 雄  建設部長       福 原    茂   建設課長        三 澄  洋 文  教育長        天 野  昌 明   教育総務課長      佐 藤  正 己  教育部長       小 栁  秀 和  農業委員会長     佐 藤  敏 嘉4 出席した議会事務局職員の職氏名  事務局長       武 富  美津子   議事調査係主査     松 雪    望  事務局次長兼庶務係長 西 木  純 子   議事調査係主任     古 賀  隆 介  議事調査係長     大 塚  隆 正   議事調査係主事     赤 司  和 広5 議事日程  日程第1 一般質問6 傍聴者数  10人  午前10時開議 ○議長(松隈清之)  本日の会議を開きます。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △日程第1 一般質問 ○議長(松隈清之)  日程第1、一般質問を行います。 江副康成議員の発言を許します。江副議員。 ◆議員(江副康成)  おはようございます。自民党鳥和会の江副です。 今回は4項目。雑草雑木対策について、デジタル・ガバメント実行計画について、鳥栖スタジアムシート改修について、仮称山浦スマートインターについて、順に質問してまいります。 まず、雑草雑木対策についてお尋ねいたします。 雑草雑木の管理を、もっとよくできないのかと、身近な住民からよく要望を受けます。 今回の一般質問でも、そうしたやり取りが今なお続いております。 担い手不足、高齢化、そうした中でどうすれば行き届いた対策を取ることができるのか。私は、日々進化し続ける草刈り機の力を、状況に応じていかにうまく引き出すことができるか、それがポイントだと考えております。そうした視点から質問してまいります。 そこで、どれだけの草刈り面積を、誰がどのような方法で対処しているのか。 鳥栖市が一括して把握する基礎資料をベースに話を進めていこうと考えていましたが、残念ながらありませんでした。 全庁的な取組には至っていないということのようでございます。 そこで、私が個別に主な部署に問い合わせてみました。 よって、通告書の冒頭が変わります。 それでは、基礎資料を頂きました中で、最もきめ細かく整理されているなと思いました中の一つ、公園係より、まず、代表的な例を挙げて、管理状況を御説明ください。 以下の質問は質問席で行います。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えいたします。 東公園については、平成15年4月7日に都市公園として供用開始され、面積が8.7ヘクタールあり、弥生が丘地区最大の公園でございます。 北におひさまの丘、南に時の門を配置し、その間を遊歩道が通っており、四季が楽しめる自然豊かな公園となっております。 議員御質問の、東公園草刈り等面積及び使用する草刈り機械につきましては、おひさまの丘及び時の門の芝部分約2.5ヘクタールを、主に乗用草刈り機を使用した方法で管理を行っております。 また、遊歩道や低木植栽地など、約1.5ヘクタールにつきましては、肩掛け草刈り機や、エンジンバリカンなどを使用した方法で行っております。 次に、市が管理する公園全体の草刈り、樹木剪定等に使用する外部発注委託料といたしましては、令和4年度予算額は、5,570万円となっているところでございます。 以上、御答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  公園は人々を迎える体制をいつも取っていなければなりませんので、草の伸び方を見て対応しなければなりません。当然、乗用草刈り機は所有されております。 先日、東公園に行ってまいりました。 時の門は、利用に適する状態でしたし、おひさまの丘は、おおむね良好だが、間もなく草刈りをしたほうがよさそうな部分もありました。 約2.5ヘクタールを乗用草刈り機でよく管理されております。 おひさまの丘から遊歩道に行く斜面には、幼稚園児が賑やかに楽しそうに遊んでおりました。 草刈りの状態は良好でした。 ここは、肩掛け草刈り機を使っているということですが、急斜面であり、また、約1.5ヘクタールと広い面積なので、乗用草刈り機と作業効率が同格のラジコン草刈り機が最適かなあと思った次第でございます。 次に、維持管理課になりますが、市道のり面等の草刈りを行っている面積、使用する機械及び予算について御答弁よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  江副議員の御質問にお答えいたします。 維持管理課にて管理している道路等の草刈りを実施している延長は、約70キロメートルあり、面積は、道路のり面を約1メートルであると仮定した場合、約7ヘクタールとなります。 次に、草刈り作業に使用する機械につきましては、草刈りの実施主体は、専門業者、鳥栖市シルバー人材センター、地元町区、本市職員と複数ございますが、いずれも、主に肩掛け草刈り機を使用いたしております。 なお、本市職員による草刈り作業の効率化を図るため、令和2年度より、斜面にも対応できるよう、自走式草刈り機を導入いたしております。 次に、草刈りに関する令和4年度の予算額につきましては、外部委託による草刈り委託料が1,906万円、会計年度任用職員3人に要する経費が766万円となっております。 以上、御答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  道路は、多くの人が利用し、人目につくところであるがゆえに、その雑草対策も神経を使うところだと思います。 また、その延長距離は70キロもあるということで、ここをいかに効率よく維持するか、市民の満足と、そして、来訪者への、鳥栖市に来られた方への好印象を与えるためにも重大な課題だと思います。 その中で、本市職員による草刈り作業の効率化を図るため、令和2年度より、斜面にも対応できる自走式草刈り機を導入されたのはよかったと思いますし、一方で、もっと高い生産性のある小型油圧ショベル草刈り用アタッチメントをつけて、市道のり面を連続的に草刈りしている光景を見ることがございます。 できる区間をピックアップして対応してみてはと、改めて思いました。 次に、山に目を転じたいと思います。 市内には多くの林道がありますが、その中で、長い年月と多くの資金を投じたにもかかわらず、なかなか利用できずにいる広域林道、その草刈りの現状及び使用ツールについてお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えいたします。 広域林道であります、森林基幹道九千部山横断線の起点は、基山町の県道基山・平等寺筑紫野線、終点は、吉野ヶ里町の国道385号でございまして、全長は、2万2,406メートルでございます。 鳥栖市内は、延長1万1,366メートルでございまして、必要な草刈り面積は、両側路肩幅1メートルといたしますと、約2.3ヘクタールでございます。 森林基幹道九千部山横断線の草刈りの実施状況といたしましては、例年、延長約1キロメートルを、事業費約50万円で鳥栖市シルバー人材センター等への委託により実施しております。 草刈り方法としましては、刈払い機を使用した人力により行っております。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  全体の10分の1しか、しかも、刈払い機で対応してるということでした。 これを聞くと、度々災害に見舞われ、林道が使い物にならないのも当然のことかと思います。 先進地ではというより、私はごく当たり前と思いますが、油圧ショベルに雑木用、草刈り用をなどのアタッチメントをつけて、草刈り、雑木の道路整備をしている光景を目にします。 こうすることで、亀裂や土砂の崩壊、新たな水の流れなど、大きな変調の兆しを、その時点で気がつきやすく、早期の予防的対処も可能となり、今のように通行止めが続くことを防ぐこともできます。 年間50万円では少な過ぎます。 油圧ショベル等草刈り、雑木ツールを持った専門業者に継続的に発注すべきです。 適齢期を過ぎたスギ、ヒノキ、たくさんございますけれども、その伐採は、カーボンニュートラルの観点からも、これからの施策でございます。 林業の復活、市民の健康エリアとして、山に出かける人のためにも、いつも使える自動車道の復活が待たれております。 次に、ため池における草刈りの現状や、草刈りの使用ツールについて御答弁ください。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  江副議員の御質問にお答えいたします。 農業用ため池の、草刈りを含めた維持管理につきましては、受益者、生産組合、水利組合などで行われているところでございます。 現在、市内に農業用ため池が27か所ございますが、これら全てののり面の総面積は約3ヘクタール、のり面の角度は最大約35度でございます。 また、既に農業用ため池としての用途を廃止され、市が地元に草刈り等の管理を委託しております古賀第一調整池、古賀第二調整池ののり面の面積の合計は約0.2ヘクタール、のり面の角度は最大約33度でございます。 草刈り方法としましては、自走式草刈り機を使用しております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。
    ◆議員(江副康成)  先日、古賀のため池に行ってみると、ちょうど地元の方の草刈りが終わったところでした。 切った草丈が短かったので、何回目なんですかと聞いたところ、5回目ということでした。 スパイダーモアという横移動できる自走式草刈り機でしたが、作業者は、機械と一緒に土手をついて歩く必要があるので、足を滑らせて転落しないように、長靴にスパイクをつけて、3名、3台による作業でございます。 ところで、私は、8月の最後の日曜日、町内、原古賀町の原古賀ため池で、今年2回目のため池の草刈りでした。 若手中心に25名による刈払い機で、背丈ほどもある草を刈る共同作業でございます。 3名で5回、延べ15名。 一方で、人海戦術の草刈りはというと、25名の2回で、延べ50名。 高齢化による担い手不足の中、これを見ても、目指すべき方向性は明らかだと思います。 なぜ自走式草刈り機は5回かかってるのか。 近隣住民からの要望もあるかもしれませんが、自走式は、草丈が高い等、草刈りがスムーズにできないという制約がございます。 これは重要なことでございまして、こまめな管理が必然的に結びつき、いつもいい状態に保つことができます。 近年、進歩が著しい安全性の高いラジコン草刈り機、ため池の草刈りでは、導入すべきだと強く感じております。 数十センチメートル伸びれば刈ろうかというインセンティブが働きます。 刈り始めると、あっという間に刈り上がります。 また、斜面40度までなら、一般的な、どのラジコン草刈り機も、横転することもなく作業ができ、のり面の角度最大35度である鳥栖市内のため池なら、どこでも対応可能でございます。 まずは、市の管理となった古賀ため池から、自らラジコン草刈り機を使ってみませんか。 そして、鳥栖市のため池全体に普及させてみたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 そのためにも、鳥栖市でラジコン草刈り機を購入してみませんか。 御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  江副議員の御質問にお答えいたします。 農業用ため池の堤体の草刈りは、ひび割れや漏水などの異常を早期に発見するために必要でありますが、近年、高齢化や人手不足により、ため池の草刈りを行う管理体制が脆弱化しております。 このような状況でございますので、国の制度であります、多面的機能支払交付金スマート農業導入支援事業などの補助制度を活用した自走式草刈り機やリモコン式草刈り機の導入をしていただくなど、草刈り作業の省力化を図ることについて検討していただきたいと考えているところでございます。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  部長もちょっとためらわれたんですけれども、このような答弁では、農林行政は自ら汗を流すんではなく、補助メニューを活用して支援するのが我々のスタイルなのではと受け止められてしまいます。 しかし、河内ダムは、今をもって農林課の所管でございます。 28水の大水害を教訓に、大木川の上流にダムを造り、農業用ダムと治水ダムを兼ねたものとして維持管理されております。 現在のため池は、農業用の機能はある程度保ちつつ、流域に住まれている方々を豪雨から守るための大きな役割も期待されております。 私は、古賀ため池の管理の在り方は、今後の市内のため池の行く末を占う試金石になると思いますし、これからも注目してまいります。 また、これまで市道のり面の草刈りは、誰がすべきかという問題点が指摘されていますが、どうしても、隣接あるいは近隣の方々に頼る場面は、当面なかなかなくならないと、残念ながら思います。 私の班は、毎月の溝掃除の際、男性の多くは、夏場は草刈り機を持参して、水路と道路沿いを草刈りしています。 自分の住む身近な環境整備と思って、市道のり面でも、誰でも文句も言わずに草を刈っております。 自走式草刈り機は、二、三十万円はします。 刈払い機も安くて数万円から、背負い式なら10万円はします。 そこで、鳥栖市が購入費の何割かを補助する制度を新たに設けることにより、鳥栖市として、感謝と、ボランティアに対する何らかの配慮を示すことが必要じゃないかと思うのは私だけでしょうか。 次に、耕作放棄地についてですが、事前に、農業委員会に問い合わせたところ、農地面積が減少傾向にある中で、遊休農地は逆に増加傾向にあります。 遊休農地は、令和3年度は率にして0.68%、反対に、耕作率は99.32%となり、環境維持に農業がいかに貢献されているか、農業が崩壊すると、大変なことになると思った次第であります。 それを踏まえて、水張休耕田についてお尋ねします。以前は水張減反と言っておりましたけれども、今は減反政策がございませんので、水張休耕田と呼ばせていただきます。 耕作放棄地は、令和3年度は、面積にして約10ヘクタールであり、これは、維持管理課管理面積約7ヘクタールと比較しても大変大きな数字でございます。 単純に放置すれば、草が伸び放題、害虫やスズメなどのすみかとなり、環境を悪化させるのみならず、近隣耕作地にも被害を及ぼすことになります。 一方で、耕作できないまでも、田植時に耕し、そして、水を張った田んぼには、シラサギ、アオサギ、カモなどが飛来し、そして、そのままそこで暮らすこともあり、水辺の癒しの空間にもなっています。今日も朝、そうした光景を目にしました。 兵庫県豊岡市、茨城県野田市に行政視察に行った際、そこはコウノトリゆかりの地となりますが、そこでとれる米は、環境維持支援米として高く売れていると聞きました。 農地利用最適化推進活動により、農地は農地として利用することが望ましいことは言うまでもありませんが、米作りも大変難しい作業であり、誰でもできるものではございません。 最悪、耕作できないときでも、雑草対策として、また、環境対策として、最低に水張休耕田にはしてもらうことを徹底すべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  江副議員の御質問にお答えいたします。 水張休耕田における効果につきましては、水張によって雑草の発芽を抑制することや、水棲動植物が生息する場所になることから、田園環境の保全につながるものと聞き及んでおります。 水張休耕田の取組を推進することにつきましては、他市町での取組などを参考に調査・研究してまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  絶滅危惧種のコウノトリというインパクトはあるとして、シラサギ、アオサギ、カモがすんでいる環境とコウノトリが飛来する環境は、時期がずれはしますが、同じであります。 また、今年初めには、佐賀県白石町にもコウノトリが飛来し、数か月滞在したと聞きます。 いずれ鳥栖市も舞い降りないとも限りません。 スマート農業への取組と併せて、水辺の雑草対策、住みやすい田園環境を守るため、鋭意取り組んでもらいたいとお願いいたします。 それでは、次の項目、デジタル・ガバメント実行計画についてお尋ねいたします。 自治体の情報システムの標準化、共通化が目標時期を2025年、令和7年度とし、それに向けて、各自治体が対応を準備しています。 また、それに合わせて、人材を確保、育成し、AI・RPAの利用推進も推し進められています。 ところで、その実行計画の中で、2023年度3月末までと期限を設けられているのが、自治体の行政手続のオンライン化であり、マイナンバーカードの普及促進であります。 それでは、自治体行政手続オンライン化、その取組及び今後のスケジュールについてお尋ねしますが、まず、子育て、介護等の手続のオンライン政策について、その進捗状況を御答弁ください。 また、その他の手続のオンライン化について、デロイトトーマツコンサルティングと業務提携し、進められていますが、その進捗状況について御答弁ください。 ○議長(松隈清之)  松雪企画政策部長。 ◎企画政策部長(松雪努)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えをいたします。 行政手続のオンライン化に関し、自治体DX推進計画による子育て関係、介護関係等の27手続につきましては、今年度末の稼働を目指し、子育て関係の手続については、申請情報等を現行システムに取り込む改修を含め、現在作業を進めているところでございます。 この27手続以外の行政手続のオンライン化につきましては、外部に調査及び分析業務を委託することといたしまして、本年4月にプロポーザルを実施し、その内容を審査した上で、5月に、議員御質問のとおり、デロイトトーマツコンサルティング合同会社と契約を締結したところでございます。 6月から7月にかけまして、庁内のシステム環境調査及び各課にどのような行政手続があるのかなどの洗い出しを行い、必要に応じ、ヒアリングを実施したところでございます。 現時点におきましては、受託業者において、ヒアリング結果の分析及び検討、行政手続のオンライン化に向けた、短期、中長期的ロードマップの策定、優先的にオンライン化する行政手続に係るシステム調達仕様書の作成等を行っているところでございます。 調査・分析等の結果に基づき、優先的にオンライン化する行政手続につきましては、来年度のシステム導入に係る予算措置等も含めた検討や、実施に向けた準備を行い、円滑な導入に努めてまいりたいと考えております。 また、優先的にオンライン化する行政手続以外の手続に関しましては、日々進歩しておりますパッケージシステムの状況等の調査、導入に向けた検討を行うなど、市民サービスの向上、業務の効率化の早期実現に引き続き努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  まず、受託業者デロイトトーマツコンサルティングは、優先的にオンライン化する行政手続に係るシステム調達仕様書の作成等を行っているという答弁ございました。 最も興味深いところではございますが、まだ内容については一切公表できない状態とのこと。 ただ、システム調達仕様書の作成を行っているということから、次のステップへはいつでも行けるものと受け取りました。 私が期待するところは、新庁舎が防災拠点として生まれ変わるところなので、防災関連のシステムが完備されるのではと期待しております。 ちなみに、先行する27手続のうち、1つは罹災証明書ということなので、いい線しているかもしれません。 それと、もう一つが、福祉タクシー、福祉バスの決済システムです。 運転免許証を返納された方々が、日常生活、交友関係を保つため、福祉タクシー、福祉バスに乗りやすくするシステムです。 それと、あれだけ頼りにしていた両親も、煩雑な管理は面倒な年になってきました。 投薬履歴管理、検査データ、これらが、マイナンバーカードで、必要なときに引っ張り出すことができれば、大変ありがたいです。 子は育てばいずれ離れていきますが、介護は長いお付き合いでございます。 優先的にオンライン化する行政手続以外の扱いである、日々進歩しているパッケージシステムの活用でもいいから、短期、中期的ロードマップに明記されることを期待しております。 ここの辺りを詳しく聞きたかったのですが、全て10月中下旬頃の最終報告後ということなんで、私の期待の部分だけ、まずはお話ししました。 今度は、聞いていて疑問に思う点でございます。 27手続は、半額国庫補助というインセンティブつきですが、15ある子育て関係手続は、申請情報等を現行システムに取り込む改修を含め、順調に進んでいるということです。 言い換えれば、現行なかった介護関係手続11手続は、システムに取り込む改修までには至ってないということです。 それでいいのかどうか。 限られた情報しかない私には、判断つきませんが、介護を担う鳥栖地区広域市町村圏組合の管理者でもある橋本市長がリーダーシップを持って、この機会に、半額補助がある、この期限までに進めなくてよかったのかどうか疑問が残ります。 それと、27手続以外の優先的にオンライン化すべきものは、システム調達仕様書の作成まで行っているという点です。 そうしたとき、来年は市長選挙でもあり、当初予算は骨格予算、6月に肉づけ予算となります。 予算がなければ先に進めません。 新年度の予算となれば、半年の空白期間が生じてしまい、失われる時間は大きいと言わなければなりません。 やることを前提にデロイトトーマツコンサルティング合同会社と契約したのだから、12月補正予算で上げてしかるべきではないかと申し上げて、次にまいります。 マイナンバーカードの取得状況についてお尋ねします。 2022年度末、100%取得という大きな目標がありますが、現在の取得状況についてお尋ねします。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えいたします。 本市におけるマイナンバーカードの普及状況でございますが、本年7月末時点におきまして、交付枚数が3万2,620枚、人口に対しての交付率が44.1%となっております。 マイナンバーカードの普及促進の取組につきましては、本年4月1日から、庁舎市民コーナーにマイナンバーカード特設コーナーを設置し、専用タブレットによるオンライン申請受付を実施いたしております。 申請書等への記載の必要がなく、本人確認後、職員による写真撮影だけでマイナンバーカードの申請手続が完了するため、市民の皆様には、とても好評をいただいております。 また、乳幼児健診やがん検診等の集団検診の際に、保健センターで申請受付を行ったり、まちづくり推進センターや市内企業等への出張申請も実施しているところでございます。 そのほか、市ホームページに、御自宅で御家族のカード申請ができるよう、スマートフォンによる申請方法の動画を掲載したり、元サガン鳥栖の選手で、市の特命応援団長でございます高橋義希さんによるSNSのPR動画配信など、マイナンバーカードの普及促進に努めております。 現在、国において、最大2万円分のポイントがもらえるマイナポイント第2弾が実施されております。 マイナポイントの申込みにつきましては、今月までにマイナンバーカードを申請した方が対象となります。 そこで、10日、翌11日の土曜日と日曜日及び今月第4週の24日と25日の土曜日、日曜日に、フレスポ鳥栖の貸しスペースにおいて、臨時のカード申請受付コーナーを開設することといたしております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  国の交付率が45.9%に対して、鳥栖市は44.1%ということで、全国的な傾向とはいえ、全国平均を下回り、鳥栖市は若干苦戦しているところではあります。 以前、住基カードというマイナンバーカードに似た取組がありましたが、住基カードは最終的に5%の普及率だったことと比べると、現時点で1桁多い44.1%の取得率は、善戦してるとも言えます。 住基カードが駄目だった反省に立ち、機能連携、様々な場面で使えることが売りになっています。 SUGOCAカードで、電車をタッチ・アンド・ゴーで乗り継ぐことが当たり前に思う鳥栖市民にとっては、マイナンバーカードが日常生活のパスポートになる社会が容易に想像できます。 御答弁にあったように、鳥栖市が、様々な推進ツールや機会をつくって普及させようとしている熱意は、私も大いに感じるところでございます。 答弁の中に、市ホームページに、御自宅で御家族のカード申請ができるよう、スマートフォンによる申請方法の動画掲載とありましたが、これを見ると、親子関係にあるものだけに限らず、スマホでの申請に慣れた方が、これから申請したい人の分も、そのスマホから申請を手伝ってあげることもできるようです。 また、まだ申請されていない方には、QRコードを読み込むと、あなただけの申請書作成画面になる申請用紙も送られております。 デジタル手続社会において、マイナンバーカードはパスポートです。 海外旅行用のパスポートは、海外に行く人だけ必要で、取得する、しないはその人の判断です。 しかし、世界的にデジタル化社会に移行している中で、日本もその例外ではなく、マイナンバーカードを持たずして、これからの市民生活、社会生活ができるのか、全く想像できません。 また、総務省の資料によると、これから日本の未来を背負っていかなければならない子供たちの取得率が、平均より10%近く悪い数字であります。 全国的な傾向ではありますが、鳥栖市教育委員会としてどう思われるか、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  天野教育長。 ◎教育長(天野昌明)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えをいたします。 国が、今年度末までに、ほぼ全国民がマイナンバーカードを持つことを目指している中、児童生徒の取得状況に課題が見られることについて、承知しているところでございます。 このマイナンバーカードは、これからのデジタル社会で暮らしていくために、子供たちにとって手放せないカードであると認識をしております。 そのため、教育委員会では、デジタル庁、総務省から配付されました、リーフレットを保護者宛てにメール等で配付し、取得のお願いをしたところでございます。 学校教育の中では、現在、マイナンバーカード自体の学習はあっておりませんが、中学3年生の社会科公民的分野の学習で、社会保障制度等について学習をする際に、マイナンバーカードが健康保健証として使用できること、本人確認の書類として使用できることなど、マイナンバーカードの利便性について説明をしております。 また、中学2年生の家庭科の学習では、クレジットカードなどの身近なカード類の学習をする際に、マイナンバーカードにも触れて、その利便性について紹介をしております。 今後につきましても、国や県からの要請に沿いながら、児童生徒、または、その保護者に対して周知を図っていくとともに、関連する学習時に周知していく必要があると考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  こちらに、教育委員会からもらったリーフレットですけれども、マイナンバーカード、これからの暮らしに欠かせない一枚ということで、これを読むと、本当によく分かりますし、今からは必要なんだと思っていただけると思いますが、学校でも話題に上るように、鳥栖市役所にあるようなポスターでも見ていただいたらと私は思っております。 デジタル社会、デジタル手続社会へのパスポート、マイナンバーカードをぜひお求めください。 それでは、次に行きます。 鳥栖スタジアムのシート改修について。 鳥栖スタジアムの観覧席シートは、座席幅や座席ごとの間隔が狭く、サッカー観戦していると窮屈に感じるので、改修の必要があるのではないかと前回に続けてお尋ねします。 あの後、多くの人から賛同の言葉を頂くと同時に、改善費用ぐらい鳥栖市は出せないのかと叱咤激励を受けました。 SSP構想――SAGAスポーツピラミッド構想は、国民スポーツ大会を最初に開く佐賀県としては、大変タイムリーでインパクトのあるものです。 その中の頂点に位置するがプロスポーツであり、鳥栖市にはサガン鳥栖と久光スプリングスがあり、SSP構想の中核的なまちであります。 大分前になりますが、議員視察で、鹿島アントラーズの本拠地、鹿嶋市に行かせてもらいました。 その縁もあってか、担当する教育委員会スポーツ振興課からいろいろとお話を聞くことができました。 本件については、鹿島スタジアムもシートは広くはないが、そこまでではないということでした。 それより、新スタジアム建設の話が持ち上がっているので、その中で、最近の傾向に合わせてシートも改善されるんではないかということでした。 また、併せて、グラウンドが充実しているとお聞きしましたがと話を向けると、サッカーができるグラウンドが、民間を含めると、30面まではないが、それ近くありますということでした。 全て天然芝ということでありました。 鹿島アントラーズは、オリジナル10といって、Jリーグ発足時からトップリーグにいる横浜マリノス並ぶ最強チームです。 Jリーグ100年構想の申し子である、その鹿嶋市の方たちが、サガン鳥栖のある鳥栖市を一度見てみたい、サガン鳥栖のチームづくり、特に若い世代の活躍は目を見張るものがありますねと言われています。 Jリーグ100年構想とSSP構想は、同根のような気が私にはしています。 前置きが長くなりましたが、そういう全国的にも注目されているサガン鳥栖、駅前不動産スタジアムであります。 ぜひ早期の改修をお願いしたい。 アビスパ戦で、博多の森陸上競技場、天皇杯ロアッソ熊本戦の応援では、熊本県民総合運動公園陸上競技場に行きましたが、シート幅が広く、快適だったのを覚えています。 御答弁よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  佐藤スポーツ文化部長。 ◎スポーツ文化部長(佐藤敦美)  おはようございます。 江副議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖スタジアムにつきましては、平成8年に完成しており、当時のJリーグスタジアム基準に基づき、観覧席シートを設置しておりますが、議員御指摘のとおり、近年建設されたJリーグのホームスタジアムなどと比較した場合、座席幅や座席ごとの間隔が狭いことは把握いたしております。 スタジアムの観覧席シートは、設置から26年が経過しており、一般的なシートの耐用年数である30年を迎えることから、改修が必要となります。 また、改修の際には、現在のスタジアム基準を満たすために、既設シートよりも幅が広いものを設置する必要があることも認識いたしております。 スタジアム観覧席シートの改修費用につきましては、議員御紹介の熊本県民総合運動公園陸上競技場や、同時期に改修されました東平尾公園博多の森球技場の事例を参考にいたしますと、鳥栖スタジアムの観覧席シートの全てをリニューアルするためには、5億円以上の経費が必要となることが想定されます。 このようなことから、改修のためには、例えば、複数年にわたって改修を行うことで、財政負担の平準化を図ることなどを検討する必要があるものと考えております。 観覧席シートの改修を行うことは、観戦環境の向上につながるものと考えますが、観覧席シート1席当たりの大きさが、ホームゲームの集客数及び収益への影響もあるため、今後は、ホームチームである株式会社サガン・ドリームスとの連携を密に図ることはもとより、本市の公共施設中長期保全計画への計上や、財源の確保など、改修へ向けた議論を進めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  複数年にわたって改修を行うことで、財源負担の平準化を図ることという答弁がございました。そうした方針であるならば、まずはバックスタンド1階席を考えてみたらどうかと思います。 ホーム戦は必ず駅スタに駆けつけていますが、アウエーはDAZNで見ることが専らです。 そして、ホーム戦でも、家に帰って、川井監督のコメントを楽しみにDAZNを見る習慣もできました。 DAZNの、クラブチームへの収益金配当に当たって、視聴率にウエートがあるとお聞きしております。 サガン鳥栖ホーム戦を、サッカーファンがDAZNを通して見られることも意識すれば、テレビに映りやすいバックスタンドの1階席は、両端までいっぱいになった客席をお見せしたい。まずは、ここから取りかかっていただきたい。 来シーズンに間に合うように、これも12月補正に計上していただけないでしょうかとお願いして、最後の質問に移ります。 仮称山浦スマートインターについて。 4選を果たされた橋本市長は、その公約において、山浦スマートインターチェンジを進めることを公約に掲げておられました。 味坂スマートインターチェンジ(仮称)もめどが立っている昨今、事業化に向けて進めるべきではないでしょうか。 私、あるいは自民党鳥和会から、国交省をはじめ、主要なところに陳情を重ねているところでは、衆目一致して、橋本市長からの申入れがあれば、前向きに検討するという話ばかりです。 御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  江副議員の御質問にお答えいたします。 味坂スマートインターチェンジ(仮称)の整備につきましては、現在、インターチェンジ本体及び周辺道路において、鋭意工事を進めているところでございまして、事業開始から五、六年とされている一般的な開業時期に向けて、遅滞ないよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 次に、山浦スマートインターチェンジ(仮称)についてでございますが、これまで、制度内容など、国からの情報収集等をはじめ、インターチェンジの実現性を判断するための基礎調査に取り組みまして、その内容につきましては、国や県、NEXCO西日本などの関係機関と勉強会を行い、幅広い議論や御意見をいただいたところでございます。 また、当該スマートインターチェンジは、令和3年3月に策定した鳥栖市都市計画マスタープランへの位置づけを行っており、今後、目標とすべきまちづくりの方向性を示すことで、広域的な交通体系や、まちづくりの観点からの検討を進めるきっかけとなり、国などの関係機関とのさらなる情報共有や議論が一層深まるものと考えております。 今後は、幹線道路網の整備状況及びまちづくりの方向性、ストック効果等を踏まえつつ、本市が進めております各種事業の進捗状況や財政状況、将来見通しを見極めながら検討していく必要があるものと認識しており、当該スマートインターチェンジの事業化の時期は未定でございますが、事業化を見据え、引き続き国をはじめとした関係機関との情報共有や要望活動等に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  江副議員。 ◆議員(江副康成)  大変重要で、また、貴重な御答弁ありがとうございました。 これまで、制度内容など、国からの情報収集をはじめ、インターチェンジの実現性を判断するための基礎調査に取り組みまして、その内容につきましては、国や県、NEXCO西日本などの関係機関と勉強会を行い、幅広い議論や意見をいただいたところでございますという答弁でございました。 スマートインターのときには、どこを見ても別添ということで、スマートインターチェンジの検討・整備というスケジュール表がございまして、その囲みのところを申しますと、スマートインターチェンジの準備段階(地方での計画検討・調整段階)において、国として必要性が確認できる箇所等について、箇所を選定し、国が調査(直轄調査)を実施し(準備段階調査)。 準備段階調査における準備会での検討や調整が整い、関係機関で構成される地区協議会で決定された実施計画書が提出された箇所につき新規事業化。 これが大きな柱ということでございますが、普通地方自治体での検討、地方整備局や会社――会社というのはNEXCO西日本――で適宜応相談ということで、インターチェンジの必要性の確認をするわけなんですけれども、先ほどの答弁には、必要性、その次の段階だと思われる実現性において、地方のほうで計画検討、調整するのには、広域的検討ということで、まず必要性の検討をやって、その後、概略検討、詳細検討という段階に入っていきます。 そして、整い始めたら、地区協議会というところで、実施計画書の策定・提出という形になるんですが、あえて必要性じゃなくて、実現性を判断するため、基礎調査に取り組みましてということで、一つ先の段階まで行っていただいているんだなと、私は思った次第でございます。 次に、幹線道路の整備状況及びまちづくりの方向性、ストック効果等を踏まえつつ、本市が進めておる各種事業の進捗状況や財政状況、将来見通しを見極めながら検討していく必要があると認識しておるとあります。 この中で、まちづくりの方向性とありますが、既に鳥栖市都市計画マスタープランが作成され、それを具体化するために、現在、調整区域における地区計画の運用基準を策定の上、都計審に諮問されております。 新鳥栖駅を拠点性の一つとして、民間活力を持ってまちづくりを進めるためには、セットとして、山浦スマートインターチェンジを設置しなければならない。 ストック効果を出すためには、経験ある方なら、自明の論理でございます。 そして、当該スマートインターチェンジの事業化の時期は未定ではございますが、事業化を見据え、力強く、そして、引き続き国をはじめとした関係機関と情報共有や要望活動にも取り組んでまいりたいと考えておりますと、力強く示していただきました。 この議場の中では、福原部長がこの分野で最も専門性が高い方と思いますが、国交省九州地方整備局から、出向でありますが、来ていただいて本当によかったなと思っております。 引き続き事業化の段取りを先導していただきたい。 私はもっとずっといていただきたいと思うとともに、ステップアップして、鳥栖市のためにもっと頑張っていただきたいと感じているところでございます。 終わります。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午前10時50分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時3分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、中村直人議員の発言を許します。中村議員。 ◆議員(中村直人)  立憲民主党議員団の中村直人でございます。 今回、3項目について質問いたします。 まず、市政の現状と課題についてお聞きします。 橋本市長は、2019年の市長選挙で、にぎわいのある便利な鳥栖市に、健康長寿日本一へ、たくましく育て!子育てしやすいまちへ、暮らしの基盤整備で、安全安心の確保、元気で活力あふれるまちへ、などなどの主要な公約を掲げて戦われ、4期目のスタートを切られまして、今日を迎えられているわけでありますけれども、これまでの市政運営について、市民にはいろんな評価があると思いますが、橋本市長自身の自己評価はどのようにされているのか、まず、お聞きします。 新産業集積エリアの問題は、アサヒビールの進出によって一歩前進はしましたが、周辺との環境整備や、交通問題など、さらに取り組まなければならないと思いますし、市長自ら1丁目1番地と言われるところの鳥栖駅周辺整備につきましても、将来に向けての鉄道高架問題や、駅舎整備など、課題が残されています。 新鳥栖駅周辺の整備、新幹線の分岐駅への対応、温水プールの建設、自然災害等への対応・対策、少子高齢化対策などなど、行政がやらねばならない課題が山積をしているわけですが、この課題に取り組むためには、残された期間を考えると大変厳しいものになると思います。 そこで、これらの課題の解決、前進に向けては、次期市長選挙で勝利をされ、継続するしかないと思いますが、指摘いたしました課題に対する考えや所感も含めての次期市長選挙への対応についてお聞きをしておきます。 次に、プラスチック資源循環促進法についてお聞きします。 プラスチック資源循環促進法が4月に施行され、容器包装プラスチックに加えて、製品プラスチックの多くをリサイクルの対象とすることが自治体の努力義務となったわけですが、その法の内容はどういうことか、お聞きします。 また、この対策についてどう取り組まれているのか、お聞きします。 また、消費する私たち住民の意識の問題もあると思われますが、意識向上の対策や、教育の場での資源やリサイクルに関する取組等も大切ではないかと思いますが、教育現場での取組などがあれば、お示し願いたいと思います。 最後に、公立中学校の部活動の地域移行についてお聞きします。 公立中学校の部活動改革について、議論を重ねていたスポーツ庁の有識者会議が、6月、休日の運動部活動を地域のスポーツ団体に委ねる地域移行を推進し、2023年度からの3年間を改革集中期間と位置づける提言をまとめました。 その提言の主なものは、公立中学校の運動部活動は、近隣のスポーツ団体等に委ねる地域移行を目指し、休日から段階的に推進する。 地域移行は、2023年から2025年度の改革集中期間に全国で進め、平日については、休日の進捗状況を検証し、できるところから取り組む。 運営や指導は、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団、プロチーム、大学などが担う。 参加する生徒は、スポーツ団体等に会費を払う。 負担が大きくならないよう、自治体や国も支援をする。 経済的に困窮する家庭に対しては、自治体の補助、国の支援を検討する。 希望する教員が移行先でも指導できるよう、自治体が兼業・兼職規定を整備するなどなどがあるようですが、どう対処されるのでしょうか。 私は、これまでの部活動の位置づけなど、幅広い検証が必要ではないかと思います。 部活動は、教育課程外とされながらも、学校教育の一環と位置づけられていますから、先生たちはいつまでも関わり続けなければなりません。 働き方改革の一環であれば、役割分担を明確にして、負担軽減につなげていかなければならないと思います。 先生と生徒、さらには学校との関係、また、総合型地域スポーツクラブや各種目団体との連携も大変重要になると思います。 指導者の確保や補償問題、指導者養成のためのいろんな手だてなどなど、環境整備も大切です。 このように考えますと、教育現場だけでなく、自治体全体で取り組む必要があると思います。 学校現場の状況や、受皿となる地域の環境の整備状況など、どうなっているのか。より詳細に検証し、多くの理解の下で進めていかなければなりません。 以前、社会の週休2日制に合わせて、子供たちにもゆとりある教育をするために学校週5日制が設けられましたが、あれから20年ほどたちますが、その当時から、地域社会との連携などなどが言われていましたけれども、今日までずるずると時間が過ぎたのではないでしょうか。 今こそ真剣に考えていかねばならない問題だと思われます。 部活動は、単に運動面だけの問題ではなく、文化面の部活動もありますから、なおさら幅広い議論が必要です。 いずれにしましても、部活動の地域移行問題は、あらゆる方面に関わりがありますから、受皿となる関係団体との協議が重要になると思います。 調整役のコーディネーターの配置なども含め、今後の対応をどのようにされるのか、お聞きします。 教育委員会だけでなく、スポーツ文化の観点からの対応も必要ですので、関係する課からの答弁を求めて、私の一般質問を終わります。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  おはようございます。 中村議員の御質問にお答え申し上げます。 私は、平成19年3月、第6代鳥栖市長として、市民の皆様の御支持を頂戴し、今日に至るまでの4期15年6か月の間、鳥栖市の発展に努めてまいりました。 その間、日本全体が人口減少、高齢化社会へと向かう中において、本市は一貫して人口増加を続けてまいりました。 本市における人口増を支えてきた企業誘致も順調に推移してきた一方で、現在、企業誘致の受皿となる用地が不足する事態に直面をしております。 また、平成23年には、九州新幹線の開通に伴い、新鳥栖駅が開業するとともに、駅前には、九州唯一の重粒子線がん治療施設が開設をされたほか、仮称でございますが、味坂スマートインターチェンジの設置も決定して、現在工事が進んでおります。 これもひとえに、本市の交通結節点としてのポテンシャルの高さの表れであり、先人の皆様をはじめ、市民の皆様、そして、市議会の皆様の努力や御協力の結果であると感じております。心から御礼を申し上げます。 一方で、ここ数年は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の発出や、未曽有の自然災害など、これまでに経験したことない事象への対応が求められるなど、市政運営の難しさを痛切に感じているところでもございます。 このような状況を総括する上においても、これまでに掲げてまいりました公約に関して、思いの一端を述べたいと思います。 ただいま中村議員から御紹介をいただきました5つの主要な公約は、それぞれに、鳥栖市が向かうべき方向性を示すものとして、さきの市長選挙において、お示しした事項でございます。 今任期中における様々な取組の中から主立ったものを申し上げますと、にぎわいのある便利な鳥栖市に関しましては、新産業集積エリア整備について、県と緊密な連携を取りつつ、共同で事業を進め、アサヒビール株式会社の誘致につなげることができ、市民の皆様からも喜びの声を多く頂戴しております。 まずは、同社の操業開始に向けて着実な事業の進捗に努めてまいります。 次に、仮称でございますが、味坂スマートインターチェンジ周辺道路の整備に関しましては、地権者の皆様をはじめ、関係各所の皆さんの御協力により、令和6年の供用開始に向け、事業を進めてまいりました。 国道3号に関しましては、鳥栖拡幅と永吉交差点改良による4車線化、鳥栖久留米道路の4車線道路新設を進めてまいりました。 生活道路の整備に関しましては、田代大官町・萱方線をはじめ、轟木・衛生処理場線などについて、道路幅の拡幅や橋梁の架け替えなど、安全な通行に資するよう努めてまいっております。 健康長寿日本一へに関しましては、2024国スポ・全障スポへ向けた施設整備として、市民球場、市民体育館につきましては、大規模改修を完了し、陸上競技場につきましては、現在、鋭意大規模改修に取り組んでおります。 また、新たなスポーツ拠点として大いに期待されます、久光スプリングス練習拠点につきまして、SAGA久光スプリングス株式会社及び久光製薬株式会社と本市が締結いたしました連携協定に基づき、駅前不動産スタジアムに隣接する市有地に、令和5年春の完成に向け施設整備を進めていただいております。 さらに、市民公園に隣接する県有地を中心に計画をされておりますサガン鳥栖U-15練習拠点整備につきまして、その進捗に協力をしてまいりたいと考えております。 なお、新型コロナウイルス感染症対応に関しましては、感染防止に係る対策をはじめ、ワクチン接種、感染症の流行による経済面への影響を軽減するための商品券の発行や事業者支援を進めてまいりました。 たくましく育て!子育てしやすいまちへに関しましては、子どもの医療費助成の通院医療費について、対象を中学生まで拡大するとともに、なかよし会の待機児童解消に向け、鳥栖北小学校をはじめ、鳥栖小学校における施設整備を加速させてまいりました。 併せて、小中学校の大規模改修に関しましても、年次計画を持って進めてまいりました。 暮らしの基盤整備で、安全安心の確保に関しましては、本市の防災拠点の中核をなす市庁舎の建設に着手し、令和5年5月の開庁に向け、整備を進めてまいりました。 次期ごみ処理施設につきましては、焼却施設が令和6年度、リサイクル施設が令和11年度の稼働に向け、整備が進められております。 また、想定を超える規模の豪雨による浸水被害に対する対策につきましても、河川のしゅんせつをはじめ、護岸の改修や排水路の整備、水位計や監視カメラの設置などを進めてまいりました。 元気で活力あふれるまちへに関しましては、コンビニエンスストアにおいて発行可能な諸証明の追加や、「書かない窓口」実現に向けて事業を進めているところでございます。 また、企業立地奨励金制度の見直しによるさらなる投資と、雇用機会の拡大に資する取組をはじめ、市内創業者に対する支援を進めてまいりました。 また、最近増えてまいりました、IT関連企業を中心とした事務系企業の誘致に向け、オフィススペースを整備する事業者への支援や、技術系の履修コースを持つ学校との連携協定なども進めてまいっております。 農業基盤整備に関しましては、経営体育成基盤整備事業を推進するとともに、確実な進捗に努めてまいりました。 これらのことを踏まえまして、4期目の市長任期も終盤に差しかかる状況に際しましての、私自身による評価といたしましては、市民や議会の皆様をはじめ、関係者の皆様の御理解、御協力により、実現できたものが数多くある一方で、実現に向けた道筋をお示しできていない項目が残っているものがあるというのが正直なところでございます。 様々な課題もございますけれども、現在取り組んでいる事業は、本市の将来を見据えた上で、どれも重要なものばかりであり、私が今まで築き上げてきた関係を生かし、これからも、国、県をはじめ、関係者の皆様との連携を密に図りながら、スピード感を持って、着実に取り組んでいく必要があると強く感じております。 そのため、市政を預かる者として、今まで積み上げてきたものを基礎に、これからもさらに積み上げ、それぞれが抱えている課題を解決し、実現に向けた道筋を示すことが、私の使命であると考えております。 中でも、私の政治家を目指す原点とも言える鳥栖駅周辺整備事業につきましては、財政上の問題など、クリアすべきことは多々ございますけれども、時機を逃すことがないよう、現在、JR九州と課題の整理を行う協議を始めたところでございます。 以上のことを踏まえまして、私を応援してくださる多くの皆様と意見交換をし、熟考を重ねました結果、来年2月に予定されております市長選挙に挑戦をし、市民の皆様の御判断を仰ぎたいと考えております。 残る市長任期につきましても、事業の進捗をはじめ、課題解決に向けた取組など、精いっぱい努力をしてまいる所存でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  中村議員の、プラスチック資源循環促進法についての御質問にお答えいたします。 プラスチックは、丈夫で軽く、安価で、さらに加工しやすいという特性があり、ペットボトルをはじめ、私たちの身の回りの様々な製品に多く使用されております。 しかし、きちんと処理されずに、川や海など自然界に流出すると、半永久的に分解されず、生態系に大きな影響を与えるおそれがあります。 こうした海洋プラスチック問題への対応や、国内処理と脱プラスチックの推進などが求められており、このような背景から、プラスチックの資源循環の推進を目的として、プラスチック資源循環促進法が制定され、本年4月に施行されております。 このプラスチック資源循環促進法、いわゆるプラスチック新法では、プラスチック主要製品の設計及び製造段階、販売及び提供、並びに排出段階、回収及びリサイクル段階の3つのそれぞれの段階において、リデュース、リユース、リサイクルの3Rに再生可能資源への代替を意味するリニューアブルを加えた3Rプラスリニューアブルの原則を推進することとなっております。 具体的には、プラスチックの使用については、過剰な使用の抑制等をした上で、必要不可欠な使用については、技術水準、安全性、機能性、経済的な状況等にも配慮しつつ、再生プラスチック、紙・バイオマスプラスチック等の再生可能資源への切替えや、徹底したリサイクルを実施し、それが困難な場合には、燃料として、熱回収エネルギー利用を図ることで、プラスチックのライフサイクル全般を通じて、資源循環を促進すること等が定められております。 プラスチックの資源循環に向けては、事業者、消費者、国、地方公共団体等の全ての関係主体が参画し、相互に連携しながら、環境整備を進めることが重要であります。 プラスチック新法では、そもそもごみを出さないよう設計するという、サーキュラーエコノミー、いわゆる循環経済の考え方が取り入れられており、具体的な例といたしましては、製品の設計、製造段階では、構造の減量化や長寿命化、材料の変更によるプラスチックの使用及び廃棄の削減を図り、提供事業者は、ストロー、スプーン、歯ブラシやハンガーなどの使い捨てプラスチック製品について、消費者の必要、不要といった意思確認の徹底、紙や竹など、代替素材への変更、販売、使用後の製品の自主回収及びリユース、リサイクルなど、提供方法の工夫が求められております。 市町村の責務といたしましては、プラスチック資源の分別回収及び再商品化に必要な措置を講ずるよう努めなければならないとなっております。 現在、本市では、容器包装プラスチックにつきましては、真木町にございます鳥栖市資源物広場で回収し、みやき町に所在する鳥栖・三養基西部環境施設組合リサイクルプラザへ搬入した後、構成市町である1市2町分がまとめられ、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会を通してリサイクル事業者へ引き渡され、今年度は、様々なプラスチック製品の成形材料となるペレットに再商品化されております。 自治体の努力義務となりました、その他の使用済みプラスチック使用製品のさらなる回収及び再資源化、再商品化につきましては、近隣自治体の先行実施状況や課題等の情報収集を行っており、今後、次期ごみ処理施設整備事業に関わる2市3町での協議、調整を図る必要があると考えております。 その中で、分別回収及び再商品化の実施、または、燃料としての熱回収エネルギー利用など、使用済みプラスチック使用製品の資源としての考え方を整理し、分別回収実施の有無、実施する場合には、回収品目、数量の想定や、品質確保の方法、収集及び一時保管場所の確保、回収方法、再商品化に関し、安定、継続して処理可能な委託先の確保など、様々な課題について費用対効果を考慮しながら、検討をしていく必要があると考えております。 消費者でございます市民の皆様におかれましても、環境配慮設計の商品を購入する、マイボトル、マイスプーンを使用するなど、これまでの使い捨てる生活を見直し、プラスチックごみを出さないエコなライフスタイルへの変革が求められることから、市報等での広報、学校や町区などへの出前講座等の機会を活用し、長期的、持続的に啓発を続けてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  天野教育長。 ◎教育長(天野昌明)  教育現場での環境教育の重要性は高く、市内小中学校においても、子供たちは、生活科、理科、社会科及び総合的な学習などにおいて、発達段階に応じて学習をしております。 例えば、小学4年生は、社会科の単元「ごみの処理と利用」において、廃棄物を処理する事業について、処理の仕組みや再利用に着目して学習をし、資源の有効性について、自分たちができることを考えます。 関連して、リサイクルプラザの見学をしたり、環境出前講座で講義を聞いたりするなどして、学びを深めております。 小学5年生は、家庭科で3R、リデュース、リユース、リサイクルやリペア、リフューズを加えた5Rについて学習をしたり、社会科で、公害や環境対策等を学習したり、教科横断的に関連づけて学習をしたりしております。 中学校では、1年生技術科で、「持続可能な社会の実現」という単元、2年生社会地理的分野で、「資源・エネルギーと産業」という項目、3年生理科で、「地球の明るい未来のために」という単元などを通して、資源循環の促進に関する学習をしております。 そのほか、小中学校ともに、総合的な学習において、SDGsの取組について学習をしたり、学校全体の取組として、ペットボトルやキャップの回収を行ったりしております。 今後も、外部人材や関係機関を活用したり、タブレット型端末を活用したりすることにより、体験活動や探求的な学習を通して、児童生徒が課題意識を持って学びに向かうことができるよう努めてまいりたいと思います。 次に、公立中学校部活動の地域移行についてお答えいたします。 スポーツ庁と文化庁の有識者会議において、それぞれ休日の部活動を地域に移行するとの提言が正式にまとめられ、令和5年度から7年度の末の3年間を改革集中期間とする方針が打ち出されました。 佐賀県では、SAGABUKATSUミライプロジェクト委員会が立ち上げられ、その中で、現状や課題の分析が行われ、佐賀県が目指す改革の方向性等について議論を重ねられ、改革のモデルパターンが提案をされました。 こうした流れの中、本市の今後の方向性については、協議の緒についたばかりでございます。 具体的には、5月に鳥栖市総合型地域スポーツ・レクリエーションクラブ、フィッ鳥栖と教育委員会で協議をし、県の方針の確認と課題の洗い出しをいたしました。 その後、スポーツ振興課とも情報共有をし、中学生のスポーツ活動に関する調査を依頼するなどして、その結果を踏まえて、6月に教育委員会内で課題の確認をし、今後の見通しについて協議をいたしました。 課題点としましては、受皿となるスポーツ団体等の整理や、指導者の確保、スポーツ施設の確保や、大会の在り方などの整理、指導者への謝金等による保護者の負担増、事故発生時の対応に係る指導体制の構築などがございます。 そのような中、8月には、文科省から2023年度予算の概算要求に80億円超を盛り込む方針が示され、自治体にコーディネーターを配置して体制整備をすること、指導者確保のための人材バンク設置の後押しや、経済的に困窮する家庭への財政的な支援をすることなどの対応策が出されました。 県の動きとしましても、先日行われましたGM21ミーティングにおいて、人材バンクの設置や、保護者負担軽減のための国への財政支援の働きかけなどの要望が出されるところでございます。 本市としましても、国や県の動きも注視しながら、学校関係者、保護者代表、関係課、関係機関等と教育委員会において、準備委員会を立ち上げ、県から提案されたモデルパターンを参考に、当市の現状に合う地域移行の在り方を探っていきたいと考えております。 加えて、2つのプロスポーツホームタウンである鳥栖市としての取組が考えられないかということも併せて検討してまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  佐藤スポーツ文化部長。 ◎スポーツ文化部長(佐藤敦美)  中村議員の御質問にお答えいたします。 公立中学校部活動の地域移行につきまして、本市のスポーツ団体及び文化芸術団体を所管しておりますスポーツ文化部といたしましては、地域移行の受皿とされております総合型地域スポーツクラブをはじめ、スポーツ協会や文化連盟に加盟する団体等との橋渡し役としての関わりを求められているものと認識いたしております。 引き続き、教育委員会において、公立中学校部活動の地域移行について検討がなされていく中で、スポーツ文化部といたしましても、連携を図りながら対応してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午前11時34分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時8分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、緒方俊之議員の発言を許します。緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  皆さんこんにちは。自民党鳥和会、緒方俊之でございます。 一般質問に入る前に一言。 6月の一般質問におきまして、私、コロナ禍での鳥栖市の今後についてということで、鳥栖市長と教育長にお尋ねしました。 鳥栖市におかれましては、感染対策費をイベント等につけていただきまして、3年ぶりに夏祭り、無事開催することができました。 どうもありがとうございます。 教育長におかれましては、学校事業、運動会等において、昨年は運動会、家庭から1人の観戦だったんですけれども、今年10月に行われます運動会においては、家庭2人の観戦ができるということで対応していただいております。 ありがとうございます。 それでは、通告に従いまして、今回、3点質問させていただきます。 1点目に、アサヒビール工場について質問いたします。 6月26日に、アサヒビール工場が、鳥栖新産業集積エリアに移転するプレスリリースがありました。 21万平方メートル、91億円で売却。固定資産税、年間5億円とのことです。 鳥栖市にとって大変うれしいニュースだと思います。 鳥栖市は、これまで2回のビール工場誘致活動を行ってきたということを伺いました。 50年ほど前、キリンビール工場誘致、1995年には、サッポロビール九州工場の誘致を行ったと聞いております。 当時はどのような誘致活動を行ってきたのか質問いたします。 残りの質問は、質問席にて行います。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 当時、本市は、北部丘陵新都市の産業用地を誘致予定地といたしまして、鳥栖商工会議所や県などの関係機関と連携し、誘致活動を行っておりました。 また、商工会議所などが中心となって、誘致活動を支える、エビス会が発足し、市を挙げての誘致が進められておりました。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  それでは、今回、アサヒビール工場が鳥栖に移転するということで、どのような誘致活動を行ってきたのか、教えていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 今回のアサヒビール工場移転に対する誘致活動につきましては、企業の投資行動に関わることから、その時期や、やり取りについて具体的に申し上げることは差し控えますが、同社において、博多工場の移転先候補地の一つとして検討をいただいておりました。 その結果、複数候補地の中から本市を選定いただいたものと認識しております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  ありがとうございます。 私が思うのは、今回アサヒビール工場の移転に対して、新産業集積エリアの農地法違反や用地交渉などの遅れで、延び延びになったことで、たまさかのタイミングでアサヒビールの移転のタイミングにちょうど合ったから、今回、アサヒビール工場が新産業集積エリアに移転することが決まったんじゃないかなと。 鳥栖市さんが頑張って誘致活動を行ったことでアサヒビールさんが決定したんではないんじゃないかなと思うんですよね。 それであれば、アサヒビールさん、また、地域住民の皆さん、お互いウィン・ウィンで、アサヒビール工場の2026年の操業を迎えていただきたいなと思っております。 特に、地域住民の方は、急な話だったので、うれしい反面、不安等もいっぱい抱えてあるのかなと思います。 そこで、8月10日に地元説明会が開催されました。 その内容と、どのような質問があったか、お尋ねします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 去る8月10日に旭まちづくり推進センターにおきまして、造成工事に伴う地元説明会を開催し、造成工事の内容や雨水の排水対策などについて説明をいたしました。 その中で頂いた主な御意見といたしましては、工事に伴う周辺道路の渋滞や、抜け道等への対応について、周辺道路の整備計画について、肥前旭駅北側の踏切について、新設する水路や調整池の容量について、新工場の敷地内に地域住民の災害時の避難場所を確保することについて、調整池の再検証について、ビール園の計画についてなどでございました。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  今回、地元の皆様から様々な意見や要望が出てると思うんですけれども、周辺道路整備、また、JR肥前旭駅周辺整備、雨水対策と、今後どのように考えているのか、教えていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 地元説明会での御意見に対する今後の対応につきましては、関係各課と協議、連携いたしまして、現状と課題を整理し、佐賀県やアサヒビール株式会社とも情報共有を図りながら、まずは、必要な調査や検証及び関係機関への要望などを行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  地域住民の方々が納得するよう、整備を進めていただきたいと思っております。 それでは、アサヒビール工場の鳥栖市移転が決まりまして、様々な問題を抱えてあると思うんですけれども、地域を盛り上げるためにも、アサヒビールさんと共同でコラボレーションしたイベント等を開催していったらどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 本市といたしましては、アサヒビール株式会社が立地いただくことで、地域の活性化につながることを期待しているところでございます。 また、多くの市民の皆様に、アサヒビールの工場が鳥栖に来てくれてよかったと言ってもらいたいと願っておりますので、アサヒビール株式会社とコラボレーションし、地域の皆様と一緒になって、いろいろなイベントや企画を実施していければと考えて考えております。 そのためにも、まずは、同社の操業スケジュールに間に合うように、造成工事を完了させることが重要であると認識しております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  造成工事を完了させることは、当然のことだと思っておりますので、それは確実にしていただきたいと思います。 地域を盛り上げるためにも、創業前にもいろいろイベント等、できることがあるのかなと思いまして、提案をちょっとさせていただきたいなと思っております。 まず、周辺地域住民の方々の賛同が必要だと思うんですけれども、JR肥前旭駅の駅名を片仮名のアサヒ駅に変更するとか、アサヒビールさんのロゴのAsahi駅にするとか、そういうことも面白いのかなと。 また、旭駅周辺でビアガーデン等を定期的に開催して、操業までの間、地域住民で盛り上がるとか。 あと、市長は音楽がすごく好きだと聞いております。 ラ・フォル・ジュルネも、私、何回か行かせてもらいました。 そこで、朝日山で、アサヒビールとともに、鳥栖フェスを開催したらどうかなと。朝日山は、新鳥栖の駅前にございますので、九州中からの集客が見込めるんではないかと。それも定期的、年に1回の開催として、年に1回、九州中、全国から鳥栖に人を運んで、鳥栖が盛り上がっていけたらなと思っております。 アサヒビールと市と民間と、面白いイベント等、どんどん開催して、もっともっと楽しい鳥栖市をつくっていけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、2番の質問に移りたいと思います。 プレミアム商品券についてでございます。 8月末で第1弾が終了して、今、第2弾の売出しが始まってると思います。 新型コロナウイルス感染拡大を受けた地域経済の回復のために、全国、同じようなクーポン券、プレミアム商品券等の事業が行われておるんですけれども、商品券等以外に何かほかの政策はないのか伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 本市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けた地域経済の回復の対策といたしまして、クーポン券事業、プレミアム付商品券事業を実施しているところでございます。 その効果といたしましては、日常の消費以上に、クーポン券や商品券を契機とした消費拡大や、クーポン券、商品券の使用期限を設けることで、コロナ禍で落ちた売上げを早めに回復させる効果もあり、商品券事業は、経済対策として、事業者支援だけでなく、昨今の物価高騰対策としての側面もあることから、非常に有効な施策であると認識しております。 また、クーポン券発行事業における取扱い店へのアンケートの結果、90%以上の事業者の方がよかったと評価していただいたところでございます。 次に、商品券事業以外の地域経済の回復に向けた施策に関しましては、現時点で具体的に検討いたしておりませんが、今後、施策を講じる場合につきましては、他市の事例等を収集するとともに、各商工関係団体にも御意見を伺いながら実施してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  ありがとうございます。 それでは、次に、8月末で終了しましたプレミアム商品券第1弾の電子版とっとちゃんPAYの換金率についてお伺いさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 本市初の試みでございました電子商品券、とっとちゃんPAYにつきましては、発行額2億5,000万円、換金額2億4,962万9,163円で、発行額に対する換金額の割合である換金率は99.85%となっております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  今回、この質問させていただいたのが、換金率で99.85%ということで、非常に高いなと僕は思っております。 それが、市民の方から、とっとちゃんPAY、256円残ってるんだけど、これどうしたらいいのかとか、そういう意見があって、それに対して市も対策していただいておりましたので、よかったなと思います。 そこで、とっとちゃんPAYが、毎回ログインしてパスワードを入力して、とっとちゃんPAYが使いにくいということで聞いておりまして、毎回レジの前でログインして、パスワードを打ってってするもんですから、もうレジの後ろには行列が出来てるんですよね。 その辺、次の第2弾では、とっとちゃんPAYがより使いやすいよう改善されるのか質問させていただきます。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 第1弾の電子商品券、とっとちゃんPAYでは、スマートフォンの設定によって、使用するたびにパスワードを入力しなければならず、使いにくいといった声をお聞きしております。 第2弾の電子商品券、とっとちゃんPAYアプリでは、使用するたびにパスワードを入力しなくてよい仕組みといたしておりますので、その点は改善されるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  使いやすくなるのではと、よかったと思います。 市民の方も、どんどん使っていただけたらと思います。 それで、各郵便局で引換え販売等を行っておるんですけれども、郵便局員から聞いたところ、もう混雑し過ぎて業務にならないという声も多々聞きました。 郵便局以外にも販売所を増やすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 プレミアム付商品券第1弾では、事前申込みの必要のない一般販売で、販売初日に、各郵便局に購入希望者が多数詰めかけ、混雑となりました。 その要因といたしましては、事前予約販売が、はがきで申し込む方法だけであったこともあり、商品券の発行数の半分程度であったことなどが挙げられると考えております。 第2弾につきましては、予約販売で完売できるように、はがきでの申込みに加え、新たに、ホームページからネットでも申込みできるようにしております。 なお、第2弾でも、予約販売で完売できなかった場合は、一般販売を行う予定としておりますが、その際は、商品券の在庫数を十分考慮し、販売場所の選定を行いたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  ありがとうございます。 一般販売を行う場合は、販売所等、混雑、混乱が起こらないよう、場所の選定を行っていただいて、実施していただきたいと思います。 それでは、3点目、最後の質問でございます。 こちらのポスターを見ていただきたいと思います。 このポスターは、自衛官守る会というところのホームページから取らせてもらいました。 こちらの団体は、自衛隊員や消防士、警察官など、安心して仕事ができる環境を整備している団体でございます。 日々、地域のために働いてある公務員の方々が、制服姿でコンビニや商店で買物したり、トイレを借りたりしているだけで、公務中にサボっているなどのクレームを入れる者や、スマートフォンで隠し撮りをしてSNSにアップし、やじを入れる者などおります。 公務員の皆様が、自分の仕事に誇りを持ち、安心して仕事に取り組んでいただけるように、このポスター掲示事業を推進し、鳥栖市から広く地域に広げていっていただきたいと思っております。 いかがでしょうか。 ○議長(松隈清之)  石丸総務部長。 ◎総務部長(石丸健一)  緒方議員の御質問にお答えいたします。 公務中のコンビニエンスストアでのトイレ立ち寄りや水分補給について、鳥栖・三養基地区消防事務組合をはじめ、関係機関に現状についてお聞きいたしましたが、救急については、管轄内の受入れ医療機関が多く、幸い長時間搬送になることがほとんどなく、患者搬送後、病院内にてトイレ休憩や水分補給を済ませているとのことでした。 また、鳥栖警察署にお聞きしたところ、強盗や振り込め詐欺の防止の観点から、コンビニエンスストア等を制服での特別警戒立寄所としており、警察官が立ち寄りの際に、トイレ休憩や、その勤務時間の特殊性から、飲食物を購入することもありますが、最近は、一般の方の理解が進み、制服での立ち寄りについてクレームが寄せられることは少ないとのことでした。 議員御指摘の、自衛隊、消防、警察の公務中のコンビニエンスストア等の利用につきましては、業務や勤務時間の特殊性から必要な場合があると思いますので、そのような他の行政機関から市に相談があった場合には、必要に応じ、周知に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  緒方議員。 ◆議員(緒方俊之)  答弁、ありがとうございます。 クレームは少ないということですよね。 でも、ゼロではないわけです。こういうクレーム等を入れる方々がいっぱいおると思います。 私、ほかの関係機関の数名の方とお話しさせていただくことがありました。 今回、このようなことを市議会で質問を取り上げていただくということは、とてもありがたいことだと言っていただいておりました。 早急に取りかかっていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午後1時32分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時43分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、西依義規議員の発言を許します。西依議員。 ◆議員(西依義規)  皆さんこんにちは。新風クラブの西依義規です。 今回は、2点について御質問をいたします。よろしくお願いします。 まず、1点目です。 鳥栖の玄関口!鳥栖駅周辺整備の再スタートをということで質問させていただきます。 午前中の中村議員の御質問の中で、市長が5期目にかける決意を述べられました。 その中でもありました鳥栖駅について、いろいろ詳しく聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず、繰り返しになると思いますけど、1項目、この鳥栖駅の議論が再スタートできるのは、先ほど緒方議員の質問もありました、新産業集積エリアの事業のめどが、私も一番かなと思いましたんで、このめどが立った今、鳥栖駅周辺整備の議論が再スタートできるのではっていうことを、再度確認の意味を込めて御質問します。 以降の質問は、質問席からさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺整備事業につきましては、平成30年12月に、財政上の理由で断念したことを踏まえ、事業再開に向けた、可能な取組としまして、これまで土地開発基金への積立てを行ってきております。 事業を断念した当時、山積する大型事業を抱え、全ての事業を並行して進めていくことは、本市の財政上、困難でありましたことから、市民の皆様の安全と安心の重要性を鑑みまして、(仮称)健康スポーツセンター整備事業や鳥栖駅周辺整備事業などに優先をし、防災拠点としての市庁舎の建設を決断したところでございます。 その後、新産業集積エリアにアサヒビールの進出が決定したほか、(仮称)味坂スマートインターチェンジ、国道3号鳥栖拡幅、国道3号鳥栖久留米道路をはじめとする市の東部における開発が進むなど、鳥栖市を取り巻く状況が変わっていきつつございます。 こうした周辺環境の変化を踏まえ、鳥栖駅周辺整備事業につきましては、財政的にも、実現可能な方策の検討に向け、鳥栖市の将来像を見据えた議論を深めるとともに、関係機関との調整を図ることが重要であると考えております。 先ほど中村議員の御質問にお答えをしましたとおり、JR九州と課題の整理を行うなど、課題解決に向けた準備に取りかかったところでございます。 これからしっかり議論を積み上げてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  市長から再スタート宣言をしていただきまして、ありがとうございます。 本当、4年間待ってたんですよね。 お金の面とかいろんな、先ほどの新産業集積エリアとかいろいろあったんで、なかなか手がつけられなかったけど、このタイミングで再スタートを始めるというお答えを頂きました。 じゃあ、その前提で今からずっとお話をさせていただきます。 まず、資料の1つ目に、整備イメージパースというのが皆さんの御手元にもあると思うんですけど、これは、平成12年に鳥栖市が描いたパースです。 私が書いたわけじゃありません。 これは、その前に、連続立体交差の絵があるんですよ。その後にこの絵があるんで、これは、連続立体交差にはなってなく、駅も橋上駅じゃありません。 今の駅舎で、ただ、違うのは、この土地区画整理事業、きれいに道路が入って、今の中央市場とかもきれいになってるし、フレスポの辺は、大体そのまま。 ただ、本通りも違いますね、本通りもビルが建って、こういうまちを描かれた平成12年の絵を、皆さんにまずお見せします。 僕が今回質問したいのは、前回断念した124億円で、橋上駅と連絡通路とか駅西交差点駅広だけで124億円だけで、はい終わりっていう事業が、果たして費用対効果と市民の理解を得られるかっていうところについて、私は大変疑問があります。 だから、この絵を、諸先輩方、当時20年前ぐらいに描かれた絵どおりにはいかないと思うんですけど、どれぐらいのエリアで鳥栖駅周辺整備を思っておられるのかをずっと聞いていきたいと思っております。 ということで、2つ目、前回の、橋上駅と自由通路、駅前広場、そして、駅西交差点の整備では、124億円で効果が限定的ではないかという質問をさせていただきます。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 前回計画しておりました整備内容につきましては、鳥栖駅周辺におけるまちづくりの課題を解決する手段として計画したものであり、歩行者の東西移動や、駅利便性の強化、駅前広場の交通結節機能の向上、また、西側駅前の複雑な交差点形状の改善による交通安全対策など、課題解決についての効果が見込めるものであると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  効果が見込めるものっていう、この効果が見込めるものが限定的じゃないかって言っているんですよね。 それの事業には、こういった交通安全対策とか東西等の効果が見込めるけど、それが限定的じゃないかと。 限定的とよく使われるのが、東口設置のときは、必ずまちづくりに効果が限定的というのはよく使われますけど、私が言っているのは、もう東口じゃなくて、この橋上駅連絡通路じゃなくて、もっともっと、鳥栖駅の今後30年、50年先を見据えたような計画にしていかないかんのじゃないかという意味合いで限定的と使わせていただきました。 では、限定的じゃなくするために、資料2を御覧ください。 平成12年には及びませんけど、取りあえず、できる範囲で思った事業を、一個一個聞いていきたいと思います。 まず、駅東ですよね、今、サンメッセとスタジアム、マンションが3棟ほどありますけど、駅東に民間の再開発事業、ここに3,000平米を2つ書いております。 それで、この民間再開発事業というのが、この間建設経済常任委員会で視察に行きました、次の資料を見ていただいて――順番がちょっと違うかな、刈谷駅北地区整備事業という図があるんですけど、それをイメージして、この駅東側にこの民間再開発事業と合わせて、また、ペデストリアンデッキの整備事業を見てきましたんで、そういったことで事業ができないかということについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 前計画では、鳥栖駅東側のまちづくり施策として、鳥栖駅東側公有地の土地活用の方向性を整理し、民間開発用地として、都市型住宅地と都市整備用地の設定を行っておりました。 都市型住宅地では、良好な都市型住宅の導入促進を図るため、中高層マンション等の都市型住宅の立地促進により、質の高い都市空間の形成を目指すこととし、都市整備用地では、新たな都市機能の導入促進を図るため、住宅に加え、商業や工業を含め、新たな都市機能の導入を目指すこととしていたところでございます。 なお、議員御提案の、建物と接続して設けられる、歩行者専用の高架建築物であるペデストリアンデッキにつきましては、新たな橋梁の設置となるため、整備や維持管理の経費が高額となることから、考えておりません。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  民間開発用地の都市型住宅については、前回の構想でも入ってたんで、可能性があるような御答弁ですけど、歩行者デッキに関しては、経費が高いんで考えておりませんというお答えでした。 この刈谷駅の北地区のこの図を見ていただきたいんですけど、多分、この間、視察に行ってお話伺ってましたけど、民間開発ですよね、それに、補助金として国から4.3億円、県から2.1億円、市からも2.1億円。 上が店舗で、一番上にマンションが81戸建っているという、住居と事務所と店舗という構想で、刈谷駅の人口規模と鳥栖駅がどうか分かりませんけど、私としては、こういったものも誘発しながら、この鳥栖駅をもっともっと価値を高めていただきたいと思っております。 では、次、図でいきますと京町ビルですよね。ここの、フレスポの駐車場の横に書いてます。 何でここを言うかというと、やっぱり、鳥栖駅、駅舎がきれいになったとしても、駅から降り立ったと、この鳥栖の街に。 それで、例えば、フレスポ、本通り側を見たときに、やっぱり視野が、ある程度、再開発に埋まっとかんと、駅だけきれいになって、じゃあ街に出たら、前のままかって。 やっぱり、市民の方々も、駅だけきれいにして、何っていうことになりますんで。 この件に関して、いろいろ関係機関があるとお聞きしましたんで、まずは、その方々の御意見を聞いて、例えば、再開発等も含めて、この鳥栖駅周辺整備という基本計画に入れることは可能かどうか。また、その関係機関に働きかけてはどうかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 京町ビルにつきましては、本市主導の整備計画へ追加することは考えておりません。 以上、お答えといたします。
    ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  ここだけは、しっかり断言されましたよね。 いや、分からんやないですか、関係機関に、老朽化してきていますと、後10年、20年もつかなっていうお話の時、じゃあ一緒にやりませんかって。 隣に駅の1等地ですよ、この間、市の駐車場造って、あんなところ駐車場造っちゃいかんでしょう、普通は。 ただ、私は一時的なものだと思って、建設経済常任委員会でも、しっかり賛成いたしましたけど、駅の真ん前を、やっぱり、鳥栖市が何かやるときに、関係機関の方々、もちろん、区分所有とかもあるらしいので、いろんな権利が複雑と思いますけど、この機会に、例えば、国家100年の計とか言うじゃないですか。 鳥栖市、じゃあ50年の計のときに、この機会にいかがですかと。 もちろん、理想としては、本通も、東町も、大正町もとも思いますけど、もちろん、駅に降り立って見ると、ここだけでも何かできんかなと思って、御提案させていただきました。 今後変わるかもしれませんので、今回はこの答弁で分かりました。 全部反対っぽいことで終わりみたいな気がしてきまして、次は5番ですね。 駅西側の中央市場周辺も土地区画整理事業等で整備計画に加えてはどうかということを質問させていただきます。 勝手に図を書きました。 これ、皆さん分かりますか。 基本構想で出たやつを、まず薄くして、それを上からかぶせて、それに新たな交差点が出来たんで、そこの交差点に、この中央市場付近、京町等を入れております。 土地区画整理事業ということで、尼寺さんの家まで行かんぐらいの、ちょうど、あの道のこっちぐらいの絵を書いております。 この2ヘクタールの土地区画整理事業等で整備計画に加えてはどうかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 追加の整備につきましては、経費が加算されることになるため、非常に難しいと考えております。 まずは、前回計画した、都市インフラと位置づけられる駅舎、自由通路、駅前広場に加え、周辺道路、交差点など、行政が行うべき整備をしっかりと進めていく必要があると考えており、このことが地元の機運醸成につながり、結果として、民間投資等の呼び水になってくるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  考え方が、市役所の考え方と一般の人たちの考え方......、じゃあ、会社を経営されてる人の考え方って、追加の整備につきましては、124億円に断念したんで、これ以上、西依、何を言ってるんだと、もっと金かかるやんかと、じゃないですよ。 124億円の効果をもっと広めたいために、例えば、先ほど言った、駅東に1棟40億円で、2つで80億円。そこにペデストリアンデッキを20億円かけて造って100億円。 この中央市場周辺の図も、この間行った、愛知県知立市の図を入れてますんで、見ていただくと、うちが今、2ヘクタールの土地区画整理事業を言ってるのですが、ここは6.76ヘクタールの土地区画整理事業と。 もちろん、この用地が、民間の土地だけでも4ヘクタールの土地区画整理事業をされようとしております。 それで、これ見ていただくと、もちろん、国、県、市債発行して、移転移設費に49億円、約50億円出されております。 それで、ずっとそのまましておくんですかって話ですよ。中央市場なり駅周辺を今後50年も100年もずっとあのままにするんですか。 僕は、誰かがせないかんと思うんですよ。 きっかけは、やっぱり、鳥栖駅をするときかなと思うし、それに付随した鳥栖駅周辺整備を、やっぱり描いていくべきだと思うんですよ。 それで、僕が思うんですけど、鳥栖駅周辺整備をするなら、それこそ、地元の京町とか、まず、地元に話に行って、もう一回、こういう絵を描きたいと、どう思いますかという話もして、ひょっとして何十年か前、断念した空気と全然違うかもしれんし。 このタイミングで、じゃあ町で一枚岩になろうという気運ができるかもしれん。それは分からんやないですか。 やっぱり諦めてはいけんと思うんで、ぜひこれも御検討していただきたいなと。 平成12年のときは、相当広い図だったんで、これはどうかなと。 もちろん、それでもできんことはないんでしょうけど、しっかり、やっぱりこの事業の是非を検討していただきたいなと思ってます。 次、6番目は、駅から中央公園までの道路。 この間、会派の視察で松山市に行きまして、このまちなかウォーカブル推進事業を見てきました。 そこは、車線を潰して、歩道を広げて、駅前の道路、要は、外にお店が出せるような感じで、幅広い歩道を加えられて、松山城に行くところは、2車線の道路をわざわざ一方通行にして、その分、歩行空間をゆったりして本当に歩きやすいような政策をされておりました。 それで、思うのは、図を出しますと、駅を降り立ちました、駅広から交差点からちゃちいかもしれんけど、中央公園まで、取りあえずは200メートルぐらいを、そういった歩きたくなるような、そういった事業をしてはどうかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 前計画では、鳥栖駅から中央公園までの区間を、駅につながるシンボルロードと位置づけ、歩行者等の安全性、快適性を確保するとともに、良好な環境空間、沿道景観を形成するために、広い歩行空間を設けることを計画していたところでございます。 議員御提案のまちなかウォーカブル推進事業につきましては、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりを推進する事業として、国土交通省が令和2年度に創設された事業であり、この事業が本市に適用可能かどうかにつきましては、詳細に検討する必要があると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  それの参考資料として、国交省のまちなかウォーカブル推進事業という1枚のファイルをつけております。 本当、歩きたくなるようなまちづくりということで、脱クルマ社会、鳥栖駅をきれいにするとなると、駅とバスという公共機関をつないで、駅前を自家用車がどんどん通っているよりも、やっぱりこういった歩く空間を造っていくのが、今後、考えられるんじゃないかと思いますんで、ぜひこういう事業等を参考にいろいろ検討していただきたいと思います。 ここまでいろいろ言ってきましたけど、この地図には載ってないですね、最後は、前回も聞いたんですけど、高橋、県道でいうと、鳥栖停車場曽根崎線。 やっぱり、基里の方というか、駅の東の方、皆さん、あそこが渋滞して、2車線で、緊急車も朝夕はなかなかというお話がずっとあります。 前回、質問させていただいたときは、駅の方針が決まらんので、道路は扱えませんというふうなお答えでしたんで、現実的には、JRさんと、この間、ここまで行ったんですね、124億円で設計出来て、鳥栖市が、お金がないけん、すいませんって。 だけど、JRさんはもうここで止まっているんですよ。 じゃあ、鳥栖がここに上がるんで、多分、124億円で、橋上駅と連絡通路と駅前広場と交差点をするっていうところだと思うんですよね。 金額は知らないですよ、あと10億円まけてくれんですか......、分かりませんけど、橋上駅なんですよ、だから、もう、線路は上がらないんですよ。 ならば、都市計画道路の一本真っすぐを貫くのか、それとも、今ある高橋を3車線なり4車線にするのかっていうところしかないんで。 私は、前回言いました3車線――曽根崎方向だけ2車線で整備して、県に働きかけてはどうかと。 もちろん、県道なんで、県でしてくださいじゃあちょっと虫がよすぎると思うんで、やっぱり鳥栖市も何らかの、一緒にやりますぐらいのやつで、そういったところの調整はできないかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  福原建設部長。 ◎建設部長(福原茂)  西依議員の御質問にお答えいたします。 議員御提案の、現道の曽根崎方向のみを2車線に拡幅し、全体の車線数を3車線にする案でございますが、一般的に、3車線は4車線と比較いたしますと、必要となる事業用地が少なくなることから、施工性が向上するとともに、事業費の抑制にもつながることが期待されます。 しかしながら、当該道路につきましては、議員御承知のとおり、本市東西を連絡する重要な幹線道路であり、道路交通ネットワークの重要性を考えますと、4車線に比べ、交通容量が減少する3車線では、交通処理の改善につながらない懸念もあると考えられます。 一方で、県道鳥栖停車場曽根崎線の本鳥栖交差点から曽根崎西交差点におきまして、曽根崎西交差点方向に進行する車線で交通混雑が発生していることにつきましては、本市も把握いたしております。 このような状況を踏まえ、道路管理者である佐賀県東部土木事務所と、混雑緩和につながる交差点改良についての協議を行っていますが、事業用地の取得や、隣接市道の車両通行止めが必要になるなどの課題もあることから、現時点において具体的な取組内容の選定には至っておりません。 今後につきましては、交通混雑の緩和に向けて、引き続き、佐賀県東部土木事務所と協議を行うとともに、交通処理の課題などについての慎重な検証が必要であると考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  3車線にするよりも、まずは、曽根崎西交差点の渋滞緩和、混雑緩和を、いや、ぜひそれだけでもやってくださいよ。 しっかりよろしくお願いします。 鳥栖駅についていろいろお話をさせていただきましたけど、本当、私が一番心配してるのは、駅だけで120億円も使ったとって言われるのが、とても心配なんですよね。 いろいろ考えました、駅を造ることに何かプラスはないかと。 例えば、駅舎がきれいになると、じゃあ、駅舎の資産価値が50億円あると。 それに対する固定資産税は入りますよね――後で調べといてください。 入るんじゃないかなと思いますし、やっぱり、いろいろプラスをしっかり探してくださいよ、この事業をもしするなら。 今のままの駅で、言っちゃいけんけど、人の財産を造ってやって、120億円では、多分、「えっ」ってなりますんで。 ぜひその辺も、これは市長の仕事か担当課の仕事か分かりませんけど、しっかりそこを言っていかないと、やっぱりなかなか説得力はないというか、私が今日御提案したところも、1個か2個入れていただいて、少し膨らませていただけると、鳥栖がこれから変わると、要は投資なんですよね。 例えば、アサヒビールが来ましたと。 もちろん、アウトレットも来た、鳥栖は何か元気があるねって。 じゃあ、企業も鳥栖に投資しようと思えるようなやつを、鳥栖市も鳥栖駅周辺でやっていただきたいと。 企業誘致は得意かもしれませんけど、鳥栖駅周辺整備は全く進んでないし、土地区画整理事業も、やるとも言わない。 ぜひそこを、鳥栖のイメージ、もう一個、鳥栖駅が変わることでプラスがあるとすれば、やっぱり鳥栖のイメージ、鳥栖のブランディングが――昔聞いた話ですけど、鳥栖駅に関東辺りから来て、鳥栖駅に降り立ったら、左遷されたというようなぐらいがっかりしたという話を聞いたことがありますんで。 やっぱり駅を降りた風景が――高速道路から鳥栖の街を見ると、すごいじゃないですか、とても7万人には見えんような活気が見えるんですけど、鳥栖駅の場合は、何か違うなと思いますんで、市長、ぜひ5期目、よろしくお願いします。 では、すいません、次に行きます。 次は、子育て家族を応援!子育て支援と子育てに係る経済的負担の軽減をということでございます。 これは、もちろん、今度市長が5期目に出られるなら、もう公約に入れていただきたいぐらいにいろいろ御提案しますんで、今回は担当部署とかから答えていただきますけど、ぜひよろしくお願いします。 まず1つ目です。 多くの議員の方が御質問、御提案をされております、保育所の入所待ち児童の現状と、市独自の解消策についてお尋ねします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  西依議員の御質問にお答えいたします。 本市におきましては、特定の園への入所を希望されているなどの理由により、保育所入所を待たれている入所待ち児童は、ほとんどが0歳から2歳児の児童となっております。 各年度当初の2歳児以下の入所待ち児童数は、令和2年度で70名、令和3年度で71名、令和4年度で53名となっております。 今年度におきましては、入所待ち児童数は減少いたしておりますが、解消までには至っていない状況でございます。 入所待ち児童の解消のための方策といたしまして、令和2年度に策定いたしました、第2期鳥栖市子ども・子育て支援事業計画の方針に従いまして、保育施設と協議を重ね、市民ニーズに沿った2歳児以下の保育利用定員の拡充に努めているところでございます。 しかしながら、定員を拡充するためには、より多くの保育士が必要であり、保育士の確保が課題となっております。 このことから、保育補助者の雇用拡大やICT化の推進等の支援策に順次取り組んでおり、働きやすい職場環境を、それぞれの保育施設にて整えていただくことで、保育士確保や離職防止を図っているところでございます。 また、令和4年度からは、保育士1人当たり月額上限5万円の家賃を助成する、保育士宿舎借り上げ支援事業を開始し、さらなる保育士の新規雇用に努めているところでございます。 今後も、保育士確保のための支援策を継続するとともに、制度活用の推進や、保育施設に就職を検討されている方への制度の周知を図り、入所待ち児童の解消に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  令和2年、3年で70名程度、令和4年度、本年度は53名と、ちょっと少なくはなってますけど、それでも、まだ入所待ち児童はいらっしゃるということでございます。 それで、独自政策も、家賃の支援事業を本年度からされておりますんで、まだ成果は出てないかもしれませんけど、これだけじゃなくて、いろんな他市の政策等もぜひ御検討いただければと思っております。 それで、次の質問のときに資料を、この子育てに係る経費負担の軽減で、鳥取県の事業を入れさせていただきました。 もちろん、これ県事業なので、我々だったら、佐賀県と一緒にやりましょうって、県に御提案をしていただきたいと、やっぱり思うんですよね。 一つは、この家庭で子育てをしたいと考えている方に、経済的負担の軽減。 これは大前提として、もう一つ思うのは、この入所待ち児童、0歳、1歳、2歳って絶対なくならない。 やっぱり、預けるよりも、家で見ようっていう確率がある方を、何とか家で、0歳、1歳、2歳ぐらいまで見てくださいっていう制度として、鳥取県は、こういった、1歳に達するまでの児童ですけど、そうやって鳥栖市でも、そういった、家で子供を育てようと思ってる方に、例えば、月額3万円とかの給付を、そういう制度を実施してはどうかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  西依議員の御質問にお答えいたします。 現在の保育制度に関しましては、保育を必要とする世帯に対して、それぞれの児童が必要とする保育の量の範囲内において、行政の責務の下、保育を実施しているところでございます。 また、2歳児までの児童におきましては、世帯の収入や世帯の子供の人数等に応じて、保育料を負担していただいております。 このような中、子育て支援といたしまして、保育料の国基準額からの引き下げ及びお子さんが多い多子世帯への半額免除や全額免除を実施しており、非課税世帯と合わせまして、約1割の世帯は保育料無料となっているところでございます。 一方で、保育所を利用せずに、家庭で子育てをされる世帯に対しましては、子育ての負担感、不安感を軽減することなどを目的といたしまして、乳幼児訪問事業や、子育て支援センター事業の充実を図っているところでもございます。 このようなことから、保育を必要とされる方には保育の提供を、家庭保育をされる方、並びに家庭保育を希望されている方には、保育の支援を通じて子育てしやすい社会の実現を目指してまいりたいと考えております。 したがいまして、現時点では、家庭保育をされる方に対する現金給付の支援は考えていないところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  額的には厳しい御提案だと思いますが、考え方を変えると、0歳、1歳、2歳は、保育料要るんですよね。 ただ、半額免除等いろいろあって、1割の世帯は保育料無料だと。この1割の世帯は、家では見ないですよね、無料なんで。 じゃあ、その保育をするには、鳥栖市もいろんなお金がかかるし、保育士が足りない。それでまた入所待ち児童が増える。 やっぱり、家で見ましょうよっていう、こういった制度、お金だけが全てとは思わんですけど、例えば、いろんなものを無料にするとか、家で見てる子育て、保育所にやらずに家に見ている方々にも、ぜひこういった考え方を、頭を切り替えて、税金をあまり使っていらっしゃらない方なんで、そういったところに補助をするのは、考え方としてはおかしくないのかなと思いますんで、一提案として御検討ください。 では、次は3番、病児保育。 これは、子ども・子育て支援計画に載ってるんで、私も何回かずっと聞いてるんですけど、いまだに始めましたっていう声を聞かないんで、開始できない理由、病児保育事業を開始できない理由は何かをお聞きします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  西依議員の御質問にお答えいたします。 児童が入院治療を要しない病気療養中、または、病気の回復期で、集団生活が困難な期間に保護者が就労等により看病ができない場合、一時的に専用の施設で保育と看護を行う事業として、病児・病後児保育事業がございます。 現在、未就学児の病後児児童につきましては、市内私立保育所及び企業主導型保育事業所で実施しております。 しかしながら、病児保育につきましては、市内の医療機関や、医療機関との連携が想定される私立保育所等での事業実施に向けまして、国の補助金制度の活用等の説明と合わせて御相談し、対応等について検討をお願いしてきたところでございますが、実施には至っていないところでございます。 病児保育の事業実施の課題につきましては、当該児童を病院、診療所、保育所等に附設された専用スペース、または、事業のための専用施設が必要であることや、調理室を設けることも条件となっており、事業所の施設整備に費用を要することが考えられるところでございます。 また、職員の配置におきましても、利用児童数に応じて、常駐の看護師及び保育士の確保を要することとなっております。 さらには、小児の対応が可能な医師との連携も課題となるところでございます。 現在、病児保育事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等により、全国的に利用者が減少している状況を踏まえて、提供体制を安定的に確保するために、令和3年度から、国の補助基準額が約200万円引き上げられ、利用人数に関わらない基本額が704万円と増額されているところでございます。 しかしながら、現時点では、業務が逼迫いたしております医療機関等において、事業の取組に向けた協議を進めることが困難な状況となっており、実施に向けた進展は図られておりません。 このようなことから、市内での事業実施には至っておりませんが、今年度から、小郡市と病児及び病後児保育事業の相互利用について協定を締結いたしております。 病気療養中の小学6年生の児童まで、小郡市の病児保育施設に直接登録して、利用ができるようになったところでございます。 今後も、市内での事業開始に向けて働きかけを続けていくとともに、市外の病児保育を実施している施設の広域的利用受入れについて近隣自治体等への御相談を検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  聞いていたら、コロナなんで、医療機関も忙しいんで、協議をしてないっていうことですよね。 ただ、小郡市との協定については、一歩前進かなと思います。 また、鳥栖市単独じゃ難しいんであれば、近隣自治体と、ぜひそういった相互利用に向けて、もっと市民の皆さんが使いやすいような事業にしてください。 では、次はバスです。 また次の資料、資料7番のつるバス・つるワゴン特別乗車証という埼玉県の鶴ヶ島市の事業を資料に載せております。 この市は、マタニティ・フリーパス、妊婦の方と、子育て応援フリーパス、小学校に入学するまでの子を連れた保護者と、健康長寿課から、70歳以上の高齢者、障害福祉課から障害者、全部無料という市の事業です。 こういったことをやられてる先進自治体もありますんで、鳥栖市でも、例えば、そういった未就学児とか、無料でバスに乗れる、こういったフリーパスを導入してはどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  西依議員の御質問にお答えいたします。 本市における移動支援といたしましては、鳥栖市社会福祉協議会の鳥栖市ファミリー・サポート・センター事業の送迎サービスを御利用いただいているところでございます。 この事業に加えまして、令和3年度には、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、産前産後の時期に里帰りや実家からの応援が困難な方をはじめ、新生児がいる子育て世帯を支援するため、鳥栖市子育て支援クーポン券発行事業において、市内のタクシー事業者による移動支援を実施したところでございます。 本年度は、子育て世帯等へのアンケートを行う予定といたしておりますので、移動支援を含めまして、よりよい子育て支援につながるよう努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  前回聞いたら、全く考えておりませんということだったんで、今回はアンケートを行う予定なんで、そういった声が出たら、考えてもいいよというお答えだったのかなと思いますんで。 もちろん、予算との関係がありますけど、お願いします。 ただ、その予算との関係ということで、資料をもう一個つけております。最後の8番の資料。 議員になってからずっと、地方バス路線事業っていうのが、何でかなと思っております。これは、結局、赤字補填ですよね、路線バスの。令和2年度決算で4,919万7,000円を支出されております。 ミニバスにも払っておりますんで、例えば、これ書いてますけど、これを、どうして5,000万円払わないかんのかと、バス会社に。 5,000万円払わないかんなら、何もせんで払うのか、例えば、50%ぐらいの、ここでいうと2,450万円ぐらい使って、その分の無料券配っても、どうせ5,000万円払わないかんので。 私はそういった形で、この財政面はクリアできるんじゃないかなと思います。 例えば、下の75%だったら、無償化事業に3,600万円使って、バス会社には1,200万円をお支払いします、足して4,900万円です。 だから、この3,600万円でどれだけの人が無料になるかと計算したら、1回300円として、12万人。 それが、果たして高齢者、障害者、妊婦の方、子育て世代の方で、鳥栖市のどれぐらいが乗っていけるのかぐらいは算出してもいいのかなと。 もっと言えば、ミニバス、令和2年度決算で、業者さんには629万円ですけど、年間利用者数は1万5,863人で、もともと収入が300万円ぐらいしかないんですね、200円もらって。 高齢者の方々、子育て世代の方々を無料にしますと、無料になるなら乗ろうかっていう方が、例えば、倍になったとしても、支出が634万円で済む。 バスに乗らん、乗らんじゃなくて、もっと、そういう移動手段に困られている方に、そういった政策をする優しいまちっていうか、そういった政策も、もっともっとしていただけたらなと思っております。 一応、計算しましたので、ぜひ御覧ください。 では、その下にも書いてあります、給食費無償化について。 今度、公会計になるんですよね。だから、これを機に、私会計のときはいろいろやれなかったことが、公会計になったらできると思うんで、例えば、一部補助、一子目は頂きますけど、二子、三子は無料ですとか。 一部学年無償化――神埼市だったかな、小学6年生と中学3年生だけ無料です。 全学年でも、小学1年生から中学3年生まで無償化等を検討してはどうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  小栁教育部長。 ◎教育部長(小栁秀和)  西依議員の御質問にお答えいたします。 本市におきまして、食材費として保護者に学校給食費を負担していただいている根拠といたしましては、学校給食法第11条第2項の規定によるところです。 学校給食費の無償化や一部補助を実施する場合、多額の費用が毎年継続して必要となることから、限られた財源の中で、その実施について判断する必要がございます。 例えば、全学年を無償化の対象とする場合、今年度の5月1日現在の児童生徒数、年間当たりの給食費を基に計算いたしますと、毎年、小学校で約2億1,500万円、中学校で約1億2,000万円、合計では約3億3,500万円の費用負担が見込まれます。 こうしたことを勘案した結果、現時点においては、学校給食費の無償化や一部補助を実施するのは困難であると考えております。 また、経済的に厳しい御家庭に対しましては、就学援助などの経済的支援制度について、市のホームページや入学説明会、学校窓口などで周知し、支援を図っているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  多分、行政マンとしては100点満点の答弁だと思うんすよ。 だって、学校給食法に書いてありますよね、保護者が負担するって。 それはそれでいいとして、ただ、やっぱり、こういったことを政治マターというべきかどうか分かりませんけど、多分、行政とか職員さんから上がることは絶対ないですよね、多分。 例えば、ここに、先ほどお答えいただいた分で、人数、5月1日現在のカウントと、私が聞いた人数と多少違うと思うんですけど、あらかた先ほど部長がお答えしていただいた金額だと思うんですよね。 中学生が1億2,000万円程度、小学生が2億1,500万円程度で、就学援助等のお話もありましたんで、扶助費ということで、当初予算見たら、中学校で大体1,900万円、小学校で2,700万円等々がもう既に鳥栖市から材料費を払われておりますんで、それ差し引いて、プラスアルファでいうと、中学校でプラス1億円、小学校でプラス1億8,700万円、合計で2億8,800万円の予算が要るということです。 ただ、私が最後、質問するのは、例えば、中学校給食を無償化するのに、これ見たら、1億円かかるんですよね。 私はもちろん、中学校にでも子供はいませんので、対象者ではありません。ただ、それこそ、天野先生とかしよった頃から、中学校給食、いつ始まるか、いつ始まるか、私の娘の時には、もう始まりませんでしたけど。 やっぱり、市民の理解が要ると思うんです、何をやるでも。 例えば、中学校給食費を無償化しますよ、年間1億円、毎年要りますよ。これは、市民の理解は得られると思うんですけど、これ、最後市長なので、市長に聞きますけど、市長の見解をお尋ねいたします。 お願いします。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  西依議員の御質問にお答え申し上げます。 議員御案内のとおり、中学校給食費の無償化を実施する場合には、就学援助などで既に公費で負担している分を除けば、現在の算出条件で新たに財源として1億円程度が毎年毎年必要になってまいります。 中学校給食費の無償化につきましては、子育て世代の皆様にとっては負担軽減になりまして、子育て支援策の一つとして受け入れられるのではないかというふうに思いますが、先ほど部長から答弁をいたしましたように、併せて、財源どうするかというのは、常に考えていかなければいけないというふうに思っております。 現在、鳥栖市では、子ども・子育てに関する様々な福祉施策、学校施設を含む公共施設等総合管理計画に基づきます、各公共施設の改修事業や、新庁舎建設事業をはじめ、味坂のスマートインターチェンジ、あるいは、国スポ・全障スポの施設整備など、多くの事業に取り組んでおります。 本当に財源が限られる中、突発的な事業に際しても柔軟に対応していくことが求められているというふうに思います。 原則的には、学校給食法の規定により、保護者の皆さんに御負担いただくものというふうに考えております。 議員の御指摘もございますので、子育て支援策の一つとしては、考える余地があるものというふうに思っておりますので、様々な観点から考えてみたいと思っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  最後に振り絞っていただきまして、一言頂きましたんで、何とか救われたなと思いながらも、こういう話題って、やっぱりいろんな世代間衝突もあり、地域の話もあるんで、なかなか難しいと思うんですけど、この鳥栖市全体で子ども・子育てをやっていこうという機運は、私はできるのかなと、鳥栖市民の中で。 もちろん、教育もそうでしょうし、子育て、保育もそうでしょうけど、だから、いやいや、あがな人たちばっかりお金使ってっていう方もひょっとしていらっしゃるかもしれませんけど、私としては――もちろん高齢者、大事ですよ、ただ、子ども・子育てに力を入れて、鳥栖市の将来を担っていただける方を、やっぱりどんどんどんどんつくっていくことが、我々とか高齢者の方々にも、最終的にはプラスになっていくと思いますんで、ぜひ今度の、来年市長選に、今日いろいろ御提案したものを1個でも言っていただけると、私のこの一般質問、甲斐があったかなと思いますんで、よろしくお願いします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午後2時40分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後2時53分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、中川原豊志議員の発言を許します。中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  自民党鳥和会の中川原でございます。 まず、質問に入ります前に、6月または3月定例会の折に話題となりました、JR無人駅、肥前旭駅、肥前麓駅、田代駅、3つのトイレの再開が、先月よりできることになりましたこと、ありがとうございます。 しかしながら、使用を中止する前に、もっと市民の意見を聞くなど、慎重に協議をしていただきたかったと思うところもございますんで、今後、市民に寄り添った市政運営をよろしくお願いいたします。 では、通告に従い、順次質問いたします。答弁のほど、よろしくお願いします。 先ほど、緒方議員からもございましたけれども、新産業集積エリアに進出予定のアサヒビール九州工場に伴う造成工事の地元説明会が、8月10日、旭まちづくり推進センターにて開催されております。そのときの参加者からの御意見、御要望、課題など、主なものをまずお聞かせください。 以降の質問は、質問席より行います。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 去る8月10日に、旭まちづくり推進センターにおきまして、造成工事に伴う地元説明会を開催し、造成工事の内容や雨水の排水対策などについて説明をいたしました。 その中で頂いた主な御意見といたしましては、工事に伴う周辺道路の渋滞や抜け道等への対応について、周辺道路の整備計画について、肥前旭駅北側の踏切について、新設する水路や調整池の容量について、新工場の敷地内に地域住民の災害時の避難場所を確保することについて、調整池の再検証について、ビール園の計画についてなどでございました。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 周辺道路の整備計画や、水路、調整池の容量、肥前旭駅北側の踏切など、様々な御意見があったということでございます。 そこで、私のほうから再度、改めて幾つか御質問をさせていただきます。 まず、雨水対策についてでございますが、当時、説明をされました資料では、昨年8月の豪雨時の24時間雨量を参考に説明をされておりました。 観測地点や降雨量に違いがあり、疑問を持つ声もございました。 一部では、24時間雨量が408ミリを超えたというデータも質問の中にございました。 これらのことについて、まず、調整池の容量についてどういう見解をお持ちなのか。 また、予定地の西側には緑地帯が計画をされております。この緑地帯の雨水は、西側の水路に流れ込むとお聞きをしております。現在の計画水路の容量で大丈夫なのか、お教え願います。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 まず、1点目の調整池に関する見解についてお答えいたします。 本市が、調整池の容量について検証した雨量のデータは、田代外町にございます佐賀地方気象台鳥栖観測所の観測史上1位の値である昨年8月13日の1日当たりの降水量332.5ミリのデータを用いて検証し、計画している調整池の容量で足りることを御説明いたしました。 説明会では、参加された方が調べられた観測所の場所が元町であり、市が検証に使用した田代外町の観測所のほうが旭地区から遠く、ふさわしくないということ。 また、8月13日の降水量は、元町の観測場では408ミリであり、再検証すべきとの御要望がございました。 後日確認しましたところ、御意見いただいたデータの観測所の場所は、元町ではなく、本市が検証したものと同じ田代外町の観測所のデータでございました。 また、市が検証した8月13日の1日当たりの降水量は、時間でいいますと、午前0時から24時までの降水量でございましたが、408ミリの降水量は、8月13日の昼の12時から翌日8月14日の昼の12時までの24時間の雨量でございました。 今回、御要望いただいた408ミリのデータを用いて再検証を行いましたところ、計画している調整池の容量で足りることを、改めて確認したところでございます。 次に、2点目の計画水路の容量についてお答えいたします。 新産業集積エリア、西側の隣接区域からの雨水排水につきましては、開発区域内に新たに水路を設置することとしております。 その新設水路の容量は、隣接区域に降った雨水を、余裕を持って排水できるだけの容量を計算した上で確保することとしており、従前と変わらずに排水できる計画としております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  降雨量については、昨年8月13日の24時間の雨量が332.5ミリであり、御指摘の408ミリは、13日昼12時から14日昼12時までの降雨量と。 確かに、24時間の雨量としては、この408ミリのほうが数値的には多いということで、再検証していただいたと。 それで、再検証した結果、現在計画している調整池の容量で十分事をなすという答弁のようでございます。 また、西側の水路についても、新設する水路の容量で十分排水できるという計画ということでございます。 では、次に、工事が開始されますと、工場の車両、特にダンプなどが多くなります。 もともと旭は交通量の多いところでございますが、工事用車両が増えると、さらなる渋滞を招くのではないかと心配する声も多うございました。 そこで、ダンプなどの工事用車両は、1日当たりどの程度増えるのか。 また、工場用車両の進入経路はどうなっているのか、御説明をお願いします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 造成工事に係る工事用車両の出入りにつきましては、日によって増減がございますが、1日当たり40台から200台程度を予定しております。 次に、その工事用車両の進入経路につきましては、主要地方道久留米基山筑紫野線と、県道中原鳥栖線が交差する真木町交差点から、新たに切り替えられました県道中原鳥栖線の鳥南橋を渡りまして、新産業集積エリアに進入し、同じルートを通って退出することとしております。 また、当初計画しておりました、堤防道路を使用し、新産業集積エリア北側から進入するルートについては、現時点で通行する予定はございません。 なお、工場用車両の通行時間帯は、午前9時から午後4時30分までとし、周辺道路における通勤時間帯の渋滞と重なることがないようにしております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  工事用車両等につきましては、1日当たり40台から200台程度を予定しておると。 また、進入経路は、中原鳥栖線、東側のほうから進入して、そちらから出ていくと。 当初計画をしていた安良川堤防道路の進入は、現時点で予定をしていないということのようでございます。 通行時間は、午前9時から午後4時30分までとし、通勤時間帯とならないようにしているということでございます。 では、次に、工事中に振動や騒音、また、粉じん、汚泥とか汚水、トラックについたタイヤの泥とか、そういったものも発生するのかなと思いますが、その対策はどのようにされるのか、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 造成工事中は、開発区域の外周に高さ3メートル程度の仮囲いを設置いたします。 また、建設機械の使用に当たりましては、低騒音、低振動型のものを使用するなど、騒音や振動、粉じん対策に努めるとともに、開発区域内での工場用車両の通行に当たりましては、徐行するなどし、工事現場内においても、周辺への影響を少なくする取組に努めてまいります。 次に、工事中の汚泥、汚水などの対策に関しましては、工事現場からの退出の際には、あらかじめタイヤに付着した泥を落とすなどの対策や、開発区域内に、仮設の水路や沈砂池などを設け、周辺水路に土砂が流出しないような対策を講じてまいります。 なお、工事に際しましては、工事現場内及び周辺の状況を注視し、周辺の皆様に、できる限り御迷惑をおかけすることのないよう努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  工事期間中は、3メートル程度の仮囲いをし、低騒音、低振動の機械を使用すると。 また、粉じん対策もしっかりと努めていくと。 汚泥や汚水対策も、タイヤに付着した泥などを落とすなど、周辺住民に迷惑をかけないよう努めるということでございます。 それでは、隣接する中原鳥栖線や、安良川の河川道路等の整備の状況、また、下野交差点から肥前旭駅――下野交差点から北側に回って、あさひ新町をぐるっと回る道路ですが、この道路の整備計画等についてお教え願います。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 初めに、県道中原鳥栖線についてでございますが、現在、佐賀県が事業者となり、下野交差点から鳥栖市浄化センター付近までの区間において、道路改良事業が進められており、去る8月25日に、新しい鳥南橋切替えが行われたところでございます。 次に、安良川河川道路につきましては、当該道路が市道上分・島線を兼用していることから、堤防整備と併せて市道の整備が行われるものでございます。 現在、国土交通省が事業者となり、鳥南橋の安良川右岸から、宝満川右岸の下野水天宮付近までの区間において堤防整備が進められており、水路整備及び盛土工事を予定していると聞き及んでおります。 最後に、今後のあさひ新町周辺の道路整備に関しましては、関係各課と協議、連携いたしまして、現状と課題を整理し、佐賀県やアサヒビール株式会社とも情報共有を図りながら、まずは、必要な調査や検証及び関係機関への要望などを行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  中原鳥栖線は、下野交差点まで道路改良工事が進められており、8月25日に、新しい鳥南橋への切替え工事が行われたと。 実際、8月25日に新しい鳥南橋を通りますと、切り替えられておりますが、車線が入り組んでおりまして、安全かなというふうな不安をまだまだ持つところでございます。さらに事業が進められることを希望しております。 また、安良川の河川道路でございますが、国土交通省により堤防整備が行われており、水路の整備、または、盛土工事が予定をされていると。 工期については、まだ不明だというふうな情報をお聞きしております。 あさひ新町周辺道路の整備については、現状と課題を整理し、県やアサヒビールと情報を共有し、調査検証を行い、関係機関へ要望するということのようでございます。 では、近くにあるJR肥前旭駅でございますけれども、今後利用者も増えることと思いますが、駅の東側には、アサヒビールが工場を建設されることもございますんで、肥前旭駅に東口の設置ができないものか、市の見解をお伺いします。 また、駅の北側の踏切でございますが、交通量も増えることも考えられます。 幅員が狭くて、離合すらできない状況でございます。 ここ数年の豪雨の時に、儀徳の中原鳥栖線のアンダーパスが冠水し、通行できなくなった折には、この踏切に交通車両が集中し、大渋滞を起こしております。 この機に、踏切の拡幅工事も検討をしたらいかがでしょうか。 見解をお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 肥前旭駅の東側出入口及び北側踏切の拡幅に関しましては、関係各課と協議、連携いたしまして、現状と課題を整理し、佐賀県やアサヒビール株式会社とも情報共有を図りながら、操業開始後の利用状況を踏まえた上で、関係機関への要望などを行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 アサヒビール株式会社の操業開始後の状況を踏まえた上でというふうな答弁でございますが、できましたら、少しでも前倒しができて、やっぱり利用者がスムーズに利用できるような状況を少しでも早く協議をしていただきたいというふうに思います。 では、今幾つか質問させていただきましたが、このような状況について、改めて地元説明会等をされる予定はあるのかどうか、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 今後の地元説明会に関しましては、工場建設前までの間に、アサヒビール株式会社によって、地元説明会を行う計画があると聞き及んでおります。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ただいまの答弁によりますと、今後は、アサヒビール株式会社さんが、工場を建設する前に地元説明会をするという説明でございます。 ということは、その前に、今回の造成工事の地元説明会で様々な御意見があり、いろんな要望事項もございました。 当時の状況を見ますと、地元の方が、決して納得されたというふうには思えない状況でございます。 市、または、業者から再度説明会を開催してはいかがであろうかな、していただきたいと、重ねてお願いしますが、見解を再度お願いします。 ○議長(松隈清之)  宮原経済部長。 ◎経済部長兼上下水道局長(宮原信)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 去る8月10日に開催させていただいた造成工事に伴う地元説明会におきまして、工事請負契約の締結に関して、議決が得られ次第、工事着手させていただく旨の御説明はいたしております。 また、地元説明会での意見に対する対応につきましては、現状と課題の整理や調査、検証及び関係機関への要望が必要なものもございますが、そうでないものにつきましては、既に対応しているところでございます。 本市といたしましては、工事請負業者によるものも含めまして、造成工事の着手前に、改めて工事説明会を開催する予定はございません。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  今後については、造成工事に対する地元説明会の計画はないということのようでございます。 もう少し、いろんな市民の不安を払拭するためにも、市民に寄り添った説明会なりを再度やっていただきたいというふうに要望をしておきます。 アサヒビールの進出は、地元もすごく喜んでるところでございます。これは、県のほうでいろいろ段取りをしていただいて、進出が決定したものと把握をしております。 気持ちよく鳥栖市に進出していただき、予定どおりに開業できるよう、鳥栖市としては、やはり、様々な課題、例えば、1筆残っている農地もございます。 そういった課題を解決していただき、アサヒビールさんに気持ちよく進出していただくことを願うところでございますんで、ぜひその辺のところを改めて検討していただきたいというふうに申し上げます。 では、次に、市長にお伺いします。 本日も中村議員のほうからも質問ございましたけれども、市長の任期も、4期目があと半年となっております。 今までの市長任期中の15年と6か月、自己評価で構いませんが、成果と、また、やり残した課題等があれば、それについてお聞かせ願います。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 私は、平成19年3月、第6代の鳥栖市長として、市民の皆様の御支持を頂戴をし、今日に至るまでの4期15年6か月の間、市民の皆様をはじめ、市議会の皆様方の御協力を賜りながら、鳥栖市の発展に努めてまいりました。 その間の市政運営に関しましては、常によりよい鳥栖市の実現を目指してきたところでございますが、その取組と課題について申し上げます。 まずは、全国的に人口減少が問題とされる中、本市の人口は一貫して増え続けてまいりました。 また、民間事業者の調査結果ではございますが、本市の住みよさといった観点でも、高い評価を頂いてまいっております。 このことに関しましては、保育所の整備や医療費助成の拡充など、子育て環境を充実してきたことがございますとか、教科「日本語」への取組を進めたこと、道路整備を推進してきたことにより、安全と安心の確保につながったこと、また、九州唯一の重粒子線がん治療施設の誘致をはじめ、健康診断や予防接種を受けやすくする取組を進めてきたことなども寄与してきたものというふうに考えております。 一方で、鳥栖市に住みたいが、土地がない、物件がないといった声を聞くことも増えてまいっておりますので、住宅地に関する新たな方策の検討が急がれているというふうにも考えております。 次に、新産業集積エリアに対するアサヒビール株式会社の進出決定といった報告をいたしましたけれども、企業誘致に関しましても、一貫して取り組んでまいっております。 その結果、企業誘致に関しましては順調に推移してきた一方で、事業用地の引き合いに対し、供給が追いつかないという課題に対しても、早急な対応が必要であるというふうに考えております。 次に、市民生活に直結する事業といたしましては、次期ごみ処理施設整備事業に関しまして、構成市町と協力しながら施設整備を進めてまいりました。 また、2024国スポ・全障スポを契機として、市民公園一帯の整備をはじめ、体育施設の改修を進めているところでございます。 一方で、私が政治を志すきっかけでもありました鳥栖駅周辺整備事業に関しましては、山積する各種大型事業の調整の中で、財政上の課題を解決することがかなわず、現在の計画による整備を見送るという判断をせざるを得ない状況に至りました。 このことに関しましては、課題解決に向けた方策の検討が必要だと考えておりますが、関係する皆様との調整を含め、まだ実現可能な方策を示すには至っていない状況でございます。 最後になりますけれども、私の市長任期の間には、熊本地震をはじめ、度重なる豪雨災害、新型コロナウイルス感染症の流行など、想定を超える事象にも見舞われました。 これらの課題に関しましても、市民の皆様の安全と安心の重要性を鑑みまして、(仮称)健康スポーツセンター整備事業や鳥栖駅周辺整備事業などに優先をして、防災拠点としての市庁舎の建設を決断いたしましたことや、浸水対策を軽減するための様々な処置を講じてきたこと、新たな感染症被害を軽減するための処置や、感染症の影響により落ち込む市内経済を下支えする施策など、現在進行中のものも含め、精いっぱい取り組んでまいってきたところでございます。 以上、これまでの市長任期における取組と課題の一端をお示しいたしました。 これらのことを踏まえまして、4期目の市長任期も終盤に差しかかる状況に際しましての、私自身における評価としては、先ほど中村議員の答弁でも申し上げましたとおり、実現に向けた道筋をお示しできていない項目も残っているというふうに考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 市政運営に関しては、常によりよい鳥栖市の実現を目指し、取り組んできたということで、いろいろな成果、または、やり残したことについての課題も述べていただきました。 改めてそこで、市長の4期目の任期、あと半年ほどでございます。 そこで、このやり残したことについて、最後、この残余期間にどのようにお取り組みになるのか、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えを申し上げます。 これまでの首長任期におきまして、依然として実現に向けた道筋をお示しすることができてない事業に関しましても、市長任期の最後の最後まで取組を進めることが私の責務であると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  市長任期最後の最後まで取り組むと。 できれば、もっと具体的に何をどう取り組むのか、お示ししていただきたかったというふうに思います。 では、市長任期期間中に、鳥栖駅周辺整備も途中で断念をされました。 市庁舎を建設するために、健康スポーツセンター整備事業も中断しております。 都市計画道路見直し検討懇話会も、同時に、中断というか、なくなっております。 次期ごみ処理施設に当たりましては、当初予定をしておりました真木町の場所が、汚染物質等が検出されたことにより、リサイクルプラザを別の場所に建設しなくちゃいけないようになり、この汚染物質の調査にも、数多くの財政の支出がされております。 これら、私にとっては、無駄な経費というふうに発言させていただきますが、無駄な経費が発生したことに対し、市長はどのようなお考えなのかをお聞かせ願います。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答え申し上げます。 議員から御指摘をいただきました、鳥栖駅周辺整備事業、並びに関連事業でございますとか、(仮称)健康スポーツセンター整備事業、次期ごみ処理施設整備に係る関連事業などに関しては、不測の事態の対応も含めまして、その時々の状況に対して、適切に判断をした結果であるというふうに考えております。 これらの事業は、本市にとって欠くことのできない重要な取組でございますので、これまでの投資を無駄にすることがないよう、これからも事業を進めてまいる所存でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  それぞれの事業について、本市にとって重要な取組であり、無駄にならないよう事業を進めていくということでございますが、今さら、これらの事業の経費が無駄にならないよう進めていくにはどうしたらいいのでしょうか。 鳥栖駅周辺整備事業では、鳥栖ビル跡地は残っているものの、7億円ほど費やされております。 4期目の任期期間中、先ほど協議を進めたという話もございましたが、何ら鳥栖駅周辺整備については、動いていないという状況でございますし、健康スポーツセンターについては、設計が2,500万円ほどでございましたか、この健康スポーツセンターの建設予定地の隣には、今後、サガン鳥栖のU-15の練習場が予定もされております。ぴったりと横につくような形になろうかなといったところで、本当に健康スポーツセンターがここに建設できるかどうかも分からない状況だと思います。 都市計画道路見直し検討懇話会も白紙の状況でございまして、次期ごみ処理施設の建設予定地を真木町に選定したのも市長だと認識しております。 リサプラ、並びに調査費、多分、汚染物質の調査費が4億5,000万円ほど、リサプラの建設用地と鳥栖市が追加で支出するお金が5億円ほどかかっております。 市長が言われます、そのときそのときの判断に間違いはなかったかもしれませんが、実質、これだけの経費がかかっており、決して戻ってくるものではございません。 民間の企業等であれば、もう既に倒産をしている可能性すらあります。 無駄でないとする市長の感覚がいかがなものか、私では分かりませんが、市の財政を費やした責任を感じられていないのかなと思うところでございます。 いや、ごめんなさいと一言でも言っていただければ、私もここまで申しませんが、反省されていないような状況でございます。 再度、市長のこの経費について、無駄ではなかったとおっしゃるんであれば、見解をお願いします。 無駄だったと思えば、ごめんなさいと言っておいていただきたいというところでございますが、見解をお願いします。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺整備事業や、(仮称)健康スポーツセンター事業などに関しましては、現時点において、実現に向けた道筋を示してきておりません。 しかしながら、いずれの事業につきましても、本市にとって欠くことのできない重要な事業でございますので、その時々の状況の変化を捉え、最良最善の選択をすることこそが、市政を預かる者の責務であるというふうに考えております。 したがって、これらの事業につきましても、一歩一歩前進をさせ、皆様の御期待に応えることで、責任を果たしてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  これらの事業を一歩一歩前進させることで責任を果たすということでございます。 今まで何もしてこれなかったように思えるんですが、帰っては来ない経費、何ら反省しているような感じには取れません。 先ほど申しましたように、市長の判断にそのときそのときの状況で間違いはなかったかもしれませんが、これだけのお金が、やっぱり無駄な経費としてかかっております。 この15年、いろんな成果を市長は先ほど述べられましたが、時折、失敗もされております。その失敗は、全て職員任せに聞こえて仕方がございません。ぜひ、失敗は失敗と認める勇気も必要だなと私は思います。 では、最後に、市長の退職金についてお伺いします。 市長は、市長就任1期目の退職金は、お受け取りになっておりません。 2期目、3期目は、お受け取りになっております。 私は、これだけ市の財政に迷惑をかけてるんであれば、4期目はどうされるのかなというふうに思いますが、市長の4期目の退職金の考え方について、お示し願います。 ○議長(松隈清之)  橋本市長。 ◎市長(橋本康志)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 これまでも、この御質問を受けて、同じお答えをしてきておりますけれども、1期目の任期に係る退職手当につきましては、それまで私は民間の畑をずっと歩んできておりまして、議員の経験もなかったこと、ましてや、行政経験のない初心者という感覚を持っておりましたことから、支給しないとする条例を提案し、議決をいただいております。 2期目、3期目の退職手当につきましては、その間、様々な状況に対し、一定の役割を担ってきたところでございまして、退職手当につきましては、既存の条例に従った対応をしてまいっております。 4期目の退職手当につきましても、同様に現行の条例に従った対応になるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  1期目は初心者であったんで、頂かなかった。 2期目、3期目はそれなりに頑張ったんで、もらったと。 4期目も条例に従ってということで、お受け取りになるという判断かなと思います。 先ほど申しましたように、私とすれば、市の財政に大きな無駄な経費を費やしてしまったと。その責任は大きいものがあるんじゃないかなというふうに思っております。 市長の判断を最後までお聞きしたい、最後の最後まで検討していただきたいなというふうに思います。 以上で質問を終わります。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(松隈清之)  お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度にとどめ、残余の質問は来週12日に続行したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、残余の質問は来週12日に続行することに決しました。 本日はこれをもって延会いたします。  午後3時34分延会...